1. TOP
  2. 備える(生命保険・損害保険)
  3. ネット生命保険・医療保険のおすすめの選び方・比較とメリット・デメリット

ネット生命保険・医療保険のおすすめの選び方・比較とメリット・デメリット

ネット生命保険・医療保険のおすすめの選び方・比較とメリット・デメリット
Pocket

ネット加入できる保険は、生命保険(終身保険・定期保険など)・医療保険・がん保険など多様です。便利な一方でデメリットもあるので注意が必要です。

■この記事で学べること

【1】ネット生命保険とは?

【2】インターネットで加入できる生命保険会社の一覧

【3】ネット加入保険のメリット、デメリット(落とし穴)

【4】掛金が安い、最安値かどうかの基本的な考え方

【5】ネット生保のおすすめの選び方・比較、ランキングの見方

この5点を軸にネット生保についてのポイントをファイナンシャルプランナーがまとめます。

※こちらにご登録頂くと「Mylife Money Online」の記事だけでは読めないお得なお金の情報を定期的にお届けいたします。

ネット生命保険(ネット生保)の定義とは?

ネット生命保険(ネット生保)とは?

ネット専業生保とは?

ネット生保とは、生命保険(定期保険や終身保険など)や医療保険、がん保険など対面ではなく、インターネットを経由してスマホやパソコンで加入する保険です。

もともとは「ネット専業生保」といわれたものがはじまりです。

はじめにアクサダイレクト生命(開業当時はSBIアクサ生命保険)やライフネット生命が2008年にネット専業生保として開業、15年以上経過しました。

現在ではこれらの2社も来店型の保険ショップと提携していたりすることもあるので、必ずしもネット「専業」生保というわけではありません。

逆にこれまで対面販売を中心にしていた生命保険会社も何社かはネットで契約が完結する保険も作っているため、必ずしも対面のみでなくなっています。

インターネットで完結する加入と通信販売は異なる

この記事では、ネットで申込から契約完了まで完結するネット生保について書いていきます。

実務的にはネットや電話で申込をして加入に必要な書類を郵送でやりとりして契約するものもあります。

いわゆる通信販売ですが、必ずしもネットのみで契約が完結するわけではないケースもあります。

なかには対面で説明を受けるのは面倒だけど、パソコンやスマホが苦手という人もいるでしょう。

こうした方法もあるということは覚えておきてください。

インターネット加入できる対象の商品か?

ネット生保とはいうものの、生命保険会社によって少々スタンスが異なります。

ネットで契約が完結する商品を中心にしているケースもあれば、ネットで契約できる保険を部分的に取り扱っているケースもあります。

ネット契約できる保険を比較する際にはそもそもネット加入が可能なのか、ネットのみで契約が完結するのかというところからチェックしてください。

ネット生保といっても会社によって、提供する生命保険を以下のように違いがあります。

  • すべての保険商品がネットで加入できる
  • 一部の保険商品についてネットで加入できる
  • 一部の保険商品についてネットで申込をして手続きは郵送など

ネット生保で加入するというものの上記のように提供する商品にも違いがあります。

ネット生命保険会社(ネット生保)の一覧

ネット生命保険会社(ネット生保)の一覧

ここではネットで契約が完結する保険商品(終身保険、定期保険、医療保険、がん保険、女性向けの保険等)について、どのような生命保険会社があるかみていきましょう。

【インターネットで加入できる生命保険・医療保険・がん保険、女性向けの保険を取り扱う会社(順不同)】

アクサのネット完結保険

SBI生命

FWD富士生命

オリックス生命保険

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命

チューリッヒ生命

東京海上日動あんしん生命

メットライフ生命

メディケア生命

ライフネット生命保険

楽天生命

これらがネットで契約できる生命保険商品(定期保険や終身保険、収入保障保険、医療保険、がん保険など)を取り扱っています。

もっとも生命保険会社によってネットに重点を入れているところは異なってきます。そこを続けてみていきましょう。

ネット生保だけど、ネットで契約が完結しないことがある?

ネット生保の落とし穴

これらの会社はネット完結が前提の商品を取り扱っています。

先ほどお話したようにすべての取り扱い商品がネット完結契約でないことがあるので比較するときによくみてください。

生命保険会社のネット加入の仕組みによりますが、申込内容などによっては健康診断書のコピーなどを別途提出を求められることがあります。

こうしたものを郵送で求めるケースもあるので覚えておきましょう。

これは健康状態によって変わるケースです。

健康診断書の写しなどはかなりの個人情報が掲載されています。

ネットで提出を求めるものや郵送でやり取りを依頼するなど対応が異なるわけです。

他にもネットで申込は可能であるものの、その後については申込書などの必要書類を郵送でやりとりして契約するケースがあります。

こうした場合、ネットで契約が完結するものという前提で申し込むと思わぬ落とし穴になることがあります。

逆に対面は嫌だけどスマホやパソコンは嫌という人には合っています。

ネットで契約が完結する生保でも、郵送も受け付けているケースがあります。

保険契約の申込みから契約完了までの流れがどのようになっているか事前によく確認しておきましょう。

ネット生保の特徴、メリット・デメリット(落とし穴)

ネット生保の特徴、メリット・デメリット(落とし穴)

どちらかというとメリットよりもデメリットが気になる人が多いでしょうが、良し悪し両面で確認していきましょう。

メリット

  • 営業を受けることがない
  • 自分の自由なタイミングで契約することが可能
  • 一般的には掛金(保険料)は割安な水準なものが多い

デメリット

  • 自分で調べて、比較・選択する必要がある(手間がかかる)
  • 保障内容を読み間違えたり、うまく比較てきないこともある
  • ネット加入が必ずしも最安値かどうかは分からない

ネット生保では、細かい規定も含めて自分できちんと確認チェックする必要があります。

落とし穴に落ちることがあるとすればこれを怠ったときです。

特に保険を比較する際、保険料の安さだけで比べがちですが、保障内容が同じようになっていないケースも少なくありません。

各社商品内容が異なる以上、きっちり同じ保障内容にするのは難しいのですが、極力条件は合わせて比較することを意識してください。

掛金(保険料)が安い、最安値はネット生保?

掛金(保険料)が安い、最安値はネット生保?

ネットで生命保険の加入を検討しているケースでは、掛金が安いことも期待してネットを使う人も多いでしょう。

但し必ずしもネット生保での加入が最安値(一般的には安い水準)とは限りません。

生命保険会社によって、コアなターゲットにしている年齢層、性別(男性・女性)などによって強い・弱いユーザー層が違います。

また例えば死亡保障なら死亡300万円では安くないけど、2,000万円なら安いなどのこともあります。

比較サイトや記事などでモデルケースが表示されていることがありますが惑わされないようにしてください。

あくまで参考です。

自分のケースに合わせてみて、良い条件かどうかは判断しましょう。

ネット生命保険のおすすめの比較方法・選び方

ネット生命保険のおすすめの比較方法・選び方

生命保険等をネット加入する際、まずは見積もりなどを取って比較したり、ランキング情報などを参考にするケースが多いでしょう。

その際のおすすめのポイントについてみていきましょう。

他にネットで情報を調べる場合、保険商品にコメントなどがあるときには主観的な意見が入っていることもあるので、そのあたりは差し引いて考えてください。

それではおすすめの比較方法や選び方についてお話します。

見積もりを取る条件を極力揃えること

実際に保障の細かい内容まで揃えることは難しいのですが、条件をそろえることをしておかないとそもそも比較になりません。

当然条件が合わないこともあるので、異なる部分はチェックして後は異なる保障と掛金の違いで判断するといいでしょう。

ケースによってはこれくらいの違いなら保障がついていた方がよいと判断することもあるからです。

保障内容の細かい違いに注意する

別に同じようなものでしょ、と考える人も多いところですが、結構違うこともあります。

例えば三大疾病などの保障。がん・脳卒中・急性心筋梗塞などをいいます。

急性心筋梗塞は心臓の疾病ですが、細かくいうと、狭心症や心不全、不整脈などその他心疾患に該当するものの方が数が多かったりします。

急性心筋梗塞だけだと実は対象範囲があまり広くありません。

もちろん保障範囲が広くなれば高くなります。

これは一例ですし、対面でもこうしたものはあります。安いと思う場合は細かい保障の違いを確認するようにしてください。

そんな細かいこと分かるかといわれそうですが、ネットでの生命保険加入で自分で判断するとういのはそうことです。

せっかくお金を支払うのですからじっくり調べて比較しましょう。

後で知らなかった、よく確認しなかったでは落とし穴に落ちて困るのは自分です。

保険金や給付金の請求をするのは加入から何年も後になるかもしれません。

そのとき当然加入時より年齢は重ねていて、保険金請求するようなら健康上も何か問題になることが起きています。

気に入らないから他のネット生保に乗換えしようと思っても、掛金が高くなったり、健康上の理由で加入できない可能性もあります。

だからこそ最初にきちんと「自分で」確認する必要があるのです。

生命保険の付帯サービスも比較する

いまの生命保険や医療保険、がん保険など多くの生命保険の商品には付帯サービスといわれるものがついています。

ネットで加入したいから余計なものはいらん、と考える人も多いでしょうが意外と使えるサービスです。

医療相談や医師の紹介や手配などしてくれるものもあるので、実際に病気になった際の選択肢が増えます。

健康なときには気にしないことですが、ぜひ知っておいてください。

まとめ

ネット生命保険・医療保険のおすすめの選び方・比較とメリット・デメリット、についていかがでしたか。

スマホで生命保険や医療保険に加入できるようになるとは時代も変わりましたが、便利な反面デメリットや落とし穴ともいえることもあります。

自由に気軽にネット加入できる分、自分で比較して判断するところが求められます。

サービス内容についてはさらに拡充することを期待していますが、関連記事にあるように保険のロボットアドバイザーも2018年に登場してきています。

便利なツールも増えていますし、保険の情報も取得しやすくなっています。

お得に安く生命保険の加入をするための選択肢の一つとしてネット生命保険の利用も覚えておきましょう。

※こちらにご登録頂くと「Mylife Money Online」の記事だけでは読めないお得なお金の情報を定期的にお届けいたします。

関連記事

Pocket

\ SNSでシェアしよう! /

お金の専門家FPが運営するお金、保険、投資の情報メディア|マイライフマネーオンラインの注目記事を受け取ろう

ネット生命保険・医療保険のおすすめの選び方・比較とメリット・デメリット

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

お金の専門家FPが運営するお金、保険、投資の情報メディア|マイライフマネーオンラインの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし

平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士・2級DCプランナー・住宅ローンアドバイザー)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。

・個人のライフプラン、お金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

ファイナンシャルプランナー歴20年以上。相談業務の他TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて2003年よりマネーガイドを務め、15年以上に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は600本以上。

「お金の当たり前を、当たり前に。」するために、現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
    
”ファイナンシャルプランナーに相談するには、、、”
http://ファイナンシャルプランナー相談.com

この人が書いた記事  記事一覧

  • 年末調整・保険料控除申告書の記入例つき書き方と計算式(2024年分)

  • 【平均貯蓄額(最新2024年)】年代別(20~60代)でいくら貯めてる?

  • 【火災保険】損害額の査定・鑑定方法(建物・家財)と保険金受取りまとめ

  • 【台風・集中豪雨・土砂崩れ】火災保険の水災(水害保険)の補償と必要性