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終身医療保険の払込方法は60歳払込と終身払いはどっちがお得?

 2016/09/12 備える
 
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第三分野の保険が自由化されたのが2001年7月で、これを契機に保険各社が医療保険やがん保険(第三分野の保険)を積極的に売り始めました。この間さまざまな医療保険が発売されてきましたが、現在は平均寿命が延びてきていることもあり終身医療保険が主流です。

つまり死ぬまで保障されるわけですが、昨今の終身医療保険も保険料が安くなったものがかなりでてきました。また医療保険のタイプが多種多様化しているため、必ずしもどこで加入しても同じわけではありません。

またその名の通り保障が終身ついているわけですが、実は保険料の払込をいつまでにするかは契約時に自分で選ぶことができるのです。

終身医療保険は保障が終身でも払込方法は複数ある

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終身医療保険の保険料払込方法は大きく2つに分けることができます。具体的には次の2つです。

  • 終身払い
  • 有期払い(短期払いともいう、以下有期払い)

終身払いは保障が終身ついているのと同じように、保険料の支払いも生きている限り、契約の続く限り終身支払うというものです。

これに対して有期払いは、例えば保険料の払込期間を「60歳払込」や「65歳払込」などというように短期にして指定した期間で保険料の支払いを終えるものです。

保険会社によって選べる期間はさまざまですから、必ずしも60歳払込、65歳払込だけではありません。

例えば70歳でも75歳までの払込にすることも可能です。しかし有期払いにするなら、なるべき現役のうちに保険料の支払いを終えておきたいでしょう。そのため60歳あるいは65歳などという期間がよくでてくるわけです。

それでは次に終身医療保険の保険料の払込を終身払いあるいは有期払いにしたときのポイントなどについてみていきましょう。

 医療保険の終身払いのポイント

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最初に終身医療保険の保険料を終身払いにするときのポイントをみていきましょう。

 メリット

  • 月々の保険料が安い
  • 有期払いより保険の見直しがしやすい

 デメリット

  • 保険料の支払い終身続くため、老後の家計負担が増える
  • 長生きした場合、保険料負担が増える

終身払いは単純に保険料の払込期間が長く取れますから、月々の保険料負担は軽減することができます。そもそも保険の見直し自体は終身タイプの医療保険よりも一定期間で満期になる(10年とか。○歳までなど)定期タイプの医療保険の方がより向いています。

終身タイプの医療保険の中で比較した場合には、終身払いを選択している方が見直しはしやすくなります。終身払いの場合には、少々皮肉な話ですが長生きするほど収支が悪くなっていきます。

医療保険の有期払い(60歳払込、65歳払込など)のポイント

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こちらも同じようにメリットとデメリットに分けて考えてみましょう。

メリット

  • 老後の収入が減少する前に、保険料の支払いを終えることができる。
  • 総支払い保険料は終身払いよりも割安

デメリット

  • 保険料を前払いして短期で払い終えるため、その前に解約すると損
  • 毎月の保険料は高くなる

増税や社会保険料負担、そして収入が右肩上がりでの確実な上昇が見込めない中、早いうちに支払いを終えることができるのはメリットです。反面、保険料の支払い期間を短くしているためどうしても月々の保険料は終身払いと比較すると割高になります。

医療保険の払込方法を変更すると目先の保険料を変えることができる。

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「終身払い」と「有期払い」は、保険料払込期間が違いますから、目先の保険料もかなり変わります。

誰でも安い方が魅力的ですが、終身払いはずっと払い続けるから安いのです。どちらがいい悪いではありませんが、老後もずっと支払い続けることができる保険料かも考えましょう。

 医療保険を終身で加入する際の、終身払いか有期払い(60歳払込など)かの考え方

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それでは終身医療保険の保険料の払込は、終身払いと有期払い(60歳、65歳払込など)のどちらがいいのでしょうか。

これは医療保険にいつまで頼るかで答えも変わってきます。いやいや終身医療保険なんだから終身頼るに決まっているだろうと思いますよね。

終身医療保険がいつまで必要か?

住宅に例えると有期払いは持ち家、終身払いは賃貸ということになります。有期払いは住宅ローンのようなものですから、返済が終われば家は自分のもので一生住むことができます(一生保障がついてくる)。

対して終身払いは、賃貸のようにずっと家賃(保険料)を支払い続けなければなりません。その代わり好きなところに住むことができます(好きな医療保険の乗り換えることもしやすい)。

ただし医療保険の乗り換えが気軽にできるのは、健康を維持できているときまでです。保険はいつでも、誰でも、好きなときに加入できるものではありませんのでこの点は考慮する必要があります。

また年齢を重ねれば、保険料は見直しのたびに高くなります。

終身医療保険でも保障は色々変わっていく

保険というのはさまざまな要因で保障内容などはどんどん変わっていきます。さまざまな要因というのは、例えば医療技術の進歩、社会環境の変化、国の政策などです。

例えば何年も前から医療保険には「先進医療特約」を付帯するケースが増えていますが、第三分野の自由化がされたときには無かった保障です。これは医療技術の進歩や環境の変化などによるものです。

他にも以前は入院が中心の医療でしたが、最近は入院期間が短くなり通院なども中心になりつつあります。こうしたことは国の政策にも関係することです。つまり終身医療保険は確かに保障が終身ついているかもしれませんが、10年、20年、30年と経過するうちにそのときの医療技術や社会環境などに合わないものになっている可能性もあるのです。

最も常に新しい保険を追いかけだしたらきりがないので、どこかで見切りをつけなければなりません。

そうなると医療保険の必要性の話にもなりますが、それは別の話ですから、この記事では払込方法を中心に話を進めます。

終身医療保険は、終身払いと有期払い(60歳までなど)のどっち?

ある程度に頻度で保険の見直しも視野にいれるなら終身払いがいいでしょう。それなら定期医療がよいという意見もあるでしょうが、終身保険に頼る前提の場合です。高齢になったら簡単に保険の乗り換えはできないので、どこかで線を引く必要はありますがまずはここを押さえてください。

逆に終身医療保障をカバーしつつ、保険料負担は収入のあるうちに終えておきたいというのであれば有期払い(60歳払込、65歳払込など)が合うでしょう。

しかし誰もが何歳まで生きるのか、どんな病気になるかは、その時でないとわかりません。終身医療保険に加入する以上は原則、医療保険と終身付き合うことになります。

単純な損得を考えるよりは、メンテナンス面の使い勝手などもよく考慮した方がいいでしょう。後は予算ということになります。

まとめ

終身医療保険の保険料払込方法は、終身払いと有期払いのメリットとデメリットを理解して活用しましょう。

保険料の払込方法が、終身払いがいいか?60歳(65歳)などの有期払いがいいか?は終身医療保険に加入することが前提での悩みです。

そもそもの保険の必要性も含めて、人から勧められているときでも色々な角度から検討してみることが大切です。

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平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし
平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。FP歴18年。


・個人のお金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて損害保険ガイドを務め、約13年に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は400本以上。

現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
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