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資産運用・投資で初心者のよくある失敗と初心者向けおすすめの3つの方法

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資産運用と投資の違いとは?


はじめにきちんと言葉の定義を確認しておきましょう。資産運用も投資も似たようなものと考えているでしょうが実は違います。

何かを学ぶときに言葉の意味を理解していることはとても大切なことです。理由は学ぶときにその言葉を使うからです。試験ではないので丸暗記してということは必要ありません。

感覚的に分かっているイメージでも十分です。

  • 資産運用:すでに保有している資産を殖やすこと
  • 投資  :ゼロから資産を築くこと

大まかにかこのような違いでとらえてください。いままで貯蓄で貯めたお金を殖やしたいと考えるなら資産運用、これから少しずつ資産を築いていきたいというなら投資という区分けになります。

広い意味ではお金を殖やすという考え方ではどちらにも当てはまることになります。

この記事ではこの2つを便宜上、区分けしないのでこれ以降は「資産運用・投資」と記載します。

初心者が失敗する資産運用・投資のよくある3つの勘違い


初心者が資産運用・投資をはじめられないよくある理由

色々な理由で資産運用・投資をはじめられない人がいます。よく聞く理由のいくつかに次のようなことがあります。

  • よく分からない、知識がない
  • (わからないから)難しい
  • (損したら)怖い
  • お金がない
  • 忙しくて暇がない

このあたりのことは本当によく話がでるところです。残念ながら勘違いと思われることも多いですし、こうしたお金のことに限らず自分の知識のないことについてははじめは誰でも同じです。

いまはネットである程度の情報の収集や相談をすることができます。情報の正確性や発信元などの精査は必要ですが、その意味でも昔よりはずっと有利です。

初心者が失敗する資産運用・投資のよくある3つの勘違い

初心者が間違えやすいことについていくつか確認してきましょう。

  1. お金持ちでなければできない(× 資産運用・投資は少額(小口)からできる)
  2. 資産運用や投資は博打とギャンブルである(× 投資と投機は違う)
  3. 専門家でなければできない(× 一般の人も普通にやっている)

金融機関にお金を預けてお金を殖やす方法は色々ありますが少額の小口からでも可能です。必ずしもお金持ちである必要はありません。

また躊躇する多くの人の間違いが資産運用・投資を博打と同列に考えていることです。

「投機」「投機的」という言葉がありますが、意味合いとしてはこちらはギャンブル的な要素に近くなります。

例えば東京株式市場には多くの企業が上場しており、各銘柄の株式を売買することができます。国内外の機関投資家やプロ、個人のデイトレーダー、普通にお金を殖やしたい一般の人までいます。

市場への参加者の全員が儲かる、全員が損するということはありませんから、これらのバランスで成り立っています。

だから損することがあるよね、ということを言う人がいますが、そのリスクをうまく回避・分散しながら資産運用・投資をしていくことが初心者向けの一つのポイントです。

初心者は何から(種類)はじめるのがおすすめ?


資産運用・投資を言っても実に色々な種類があります。

  • 株式、債券、投資信託、
  • 国内の投資対象、海外の投資対象(先進国、途上国)
  • まとめて一括集中投資、積立してコツコツ分散投資

少し大まかに書きましたが、単に投資対象とする種類や投資する地域、お金の投下の仕方や手法などでもこのように分かれてきます。

種類についてはざっくり書きましたが、FX(外国為替証拠金取引)やビットコインなどももちろん投資対象の種類に入ります。

初心者の人におすすめなのが、「積立分散投資」です。続けて理由をみていきます。

なぜ小口からコツコツ積立投資をはじめるべきなのか?


長期での積立分散投資をすると、短期である日いきなり大儲けすることはできません。それをするには短期で集中投資ということになりますが、投機的な要素が高くなります。

平たくいうとギャンブル性が高まるということです。

昔、筆者が証券会社にいた頃、取引をおすすめしていたある企業経営者の方に「株の取引なんてやっていたら仕事ができん」と言われたことがあります。

サッカーの試合を例に考えてみましょう。

  • 応援しているチームが前半25分に先制ゴール
  • 相手チームが前半40分に同点ゴール
  • 後半30分応援チームが逆転ゴール
  • 後半のロスタイムに相手が同点ゴール     結果はそのまま引き分け

リアルタイムでこの試合をみているとかなりハラハラしますよね。しかも最後の最後に追いつかれた。

しかしこの試合をリアルでなく、翌朝のスポーツニュースで見た人はダイジェストで結果を知るだけです。ああ、引き分けたのだと。

これをこのまま株価に変えてみます(税金や手数料は便宜上無視します)。

  • A企業の株を株価1,000円で1,000株購入(100万円)
  • 購入後、株価が1,200円に上昇(120万円)
  • その後、株価が下がりはじめ900円に下落(90万円)
  • 午後になって1,050円まで持ち直す(105万円)
  • さらに再び下落して950円(95万円)になったものの、持ち直してその日は1,000円で取引を終えた

ここまで乱高下することはあまり現実的ではありませんが、自分のお金が目の前でここまで動いていてそれをリアルタイムで見ていたらどうですか。

先ほどの経営者の方が仕事にならんというのは、それはリアルでみていたらそうなりますし、短期的にかなり資金を投下していたら気にするなという方が無理です。

この株価もスポーツニュースのように後で結果だけみていたら、1日でかなり乱高下したようだけど、結局買値の1,000円で終わったかというだけです。

短期的な集中売買を決して否定するわけではありませんが、はっきりいって初心者向きではありません。理由はここまでお話したとおりです。

初心者が投資の失敗を減らすためにおすすめの3つの方法

初心者が投資の失敗を減らすためにおすすめの3つの方法

長期の積立分散投資はわかったけれども、そのために具体的に何からはじめていいかわからないという人も多いでしょう。

おすすめというよりは、優先してやっておくべきなのが以下の2つです。

  • つみたてNISA
  • 確定拠出年金(企業型確定拠出年金あるいは個人型確定拠出年金・iDeCo)

つみたてNISAや確定拠出年金はそれぞれ目的が違います。制度の違いもあるのでそこはしっかり確認しておく必要があります。いずれのものを始めるにしても簡単なものでいいので本を1冊読んでください。

簡単なものを1冊でいいので読み込むことです。

本だけ100冊、1,000冊読んでも身につきません。ある程度のところで負担の少ない金額からはじめることが大切です。

確定拠出年金などは勤務先が導入していて投資教育などをしてくれている場合にはそうした場に積極的に参加してください。

積立投資は期間を長くとれるほどリスク分散できるので有利です。これら2つの制度を優先しておすすめする理由は税制上の優遇制度があるためです。

デメリットもあるのでそこはきちんとチェックしてはじめる必要がありますが、国が仕組みとして用意した税金が有利になる制度はどんどん使い倒すべきです。

こうしたもので経験を積みながら、個別銘柄の株式投資をしてみたい、FXをやってみたいというのであればそれはそれで負担の少ない範囲であればいいと考えます。

  1. 失敗を少なくするにはリスク分散すること(投資対象の分散、購入タイミングの分散)
  2. 積立で行うこと
  3. まとめて資金を投入するなら小口で行うこと

この3つ大切です。その前提でつみたてNISAや確定拠出年金を優先させるといいでしょう。それぞれ使い方が違うのでデメリットも理解してはじめてください。

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まとめ

資産運用・投資で初心者のよくある失敗と初心者向けのおすすめの方法、についていかがでしたか。

資産運用・投資を初心者の人がはじめる場合、ゼロをイチにするのに結構エネルギーを使います。

自分で積極的に情報を収集して必要な知識を増やしてください。そして一つの経験は何よりも大切です。長期の積立投資をしていて価格が下がったら心配という人もいるでしょう。

しかし積立投資の勉強をしている人なら価格が下がっている、ということが損をしているではなく、安く買えているということを知っています。

スーパーでタイムセールになるとお弁当の価格が安くなるのと一緒です。

自分の本業でしっかり収入を増やしつつ、お金そのものにも働いてもらい育てるために資産運用・投資をはじめてみましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし
平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。FP歴20年。



・個人のお金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて損害保険ガイドを務め、約14年に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は550本以上。

現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
    
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