1. TOP
  2. 積立型NISA(ニーサ)創設!2018年から始まる非課税の積立投資

積立型NISA(ニーサ)創設!2018年から始まる非課税の積立投資

 2016/12/22 殖やす
 
LINEで送る
Pocket

空前の低金利が続いている状況の中で、以前のように預貯金だけではそれなりに資産が殖やしにくいのが現状です。

資産形成の方法はこれまでとは違うかたちで真剣に考えていく時代に入りつつあります。

2014年からスタートしたNISA(ニーサ・少額投資非課税制度)ですが、2017年度の税制改正大綱(今後の税金のあり方をまとめた方針)に新たに積立型NISAの創設が明記されました。

資産形成の切り札の一つになるのか?積立型NISAについて解説しましょう。

NISAにはいくつか種類がある

NISAには、2014年から始まった通常のNISA、2016年からの子供向けのジュニアNISAがあります。

NISAは購入金額より、値下がりした場合の制度が複雑です。現行制度でも積み立ては可能ですが、非課税として税金のかからない期間が5年、投資期間が10年です。

非課税の期間は終了後、新たな非課税の枠に移すことは可能ですが、コツコツ積み立て分散投資をしていくには少々使いにくい点があるのは事実です。

NISAは投資初心者には使いにい?

 

現行のNISAでも積立てすることは可能ですが、投資期間が10年間であるため長期の分散投資に向いているかというと微妙なところです。

あまり投資知識のない人が非課税だけに惹かれて株式などをの一つ一括購入した場合、値下がりすると身動きが取れません。NISAは損益通算などができませんから、いわゆる塩漬け状態になってしまうこともあります。

NISAでは年間120万円までの投資が可能ですが、購入する金融商品や株式の銘柄などが都合良く120万円ちょうどになるわけではありません。

120万円に届かなかった分は翌年に繰り越しできるわけではありませんから、NISA非課税枠の使い残しなどもでてしまいます。

家計の資産形成の支援、投資の初心者でもできる少額からの積み立て分散投資の促進などもあり積み立てNISAが創設される予定です。

積立型NISAとは?

投資額を現行のNISAよりも少なくした反面、投資期間を長くしたことで総額の投資金額が多くなりました。

まとまった資金で投資できない人、地道に積立て投資をしたい人など比較的投資初心者向にも向いている制度です。

積立型NISAの内容

特に大きなポイントとなるのが次の2つです。

  • 年間投資額:40万円
  • 非課税期間:20年

積立型NISAと通常のNISAは何が違う?

積立型NISAは年間投資額が40万円とNISA(120万円)の1/3になります。その反面積立て型NISAは投資期間が20年になります。

トータルでは積み立て型NISAは800万円まで非課税になりますから、現在より200万円多くなります。

投機的にまとまった資金を投入して値上がりしたら資金を引き上げるというよりは、積立てである以上、時間をかけて資産形成していくことを狙っているようです。

NISAとの棲み分けとルールの観点からは、現行のNISAとは併用できずに選択適用です。積立型NISAができることで、一般のNISA,ジュニアNISAなど複数の制度が並行することになります。

先のことは分かりませんが税制改正大綱をみると、将来的にNISAの仕組み全体の整理とともに少額から行う積立分散投資に適した制度の一本化も検討するとあります。

積立型NISAの運用と商品選び

低コストで商品内容が複雑でないものを選ぶのが基本になります。毎月分配金のタイプは運用効率が悪くなるため除外した方がいいでしょう。投資経験やリスク許容度(どこまでリスクを取れるか)、投資資金、投資期間などによって選択肢が多岐にわたります。

商品選びについてですが、まずは資産配分(アセットアロケーション)をどうするかよく考えてください。何に、どれだけ投資するかということです。

積立型NISAをテーマにしているので、この部分だけで考えがちですが、資産運用は資産全体で考えるものです。資産全体としてどのような資産配分(株式○%など)をするかが重要です。

例えば、確定拠出年金も利用しているならそこに何をどれだけ入れているのか、NISAでは何で投資するのか、一般の投資用の課税口座では何で投資するのか、どこに何を置くかも重要です。

投資初心者は積立型NISAをどう使うか?

それでも投資初心者の人には、ハードルが高く感じるかもしれません。積立型NISAを利用するかどうかは別にして覚えておきたいことがあります。

貯蓄から投資へ、以前よりもあきらかにこの動きが強くなってきています。公的年金を含めた社会保障制度改革は少しずつ進んでくるでしょうが、現在老後の生活の大きな柱である公的年金が今の老後世代にようには今後はいきません。

結果、それに代わるものが必要になります。その流れがこうした積立分散投資への動きです。つまり自分の資産は自分で作るということです。

最もそれだけでは誰も何もしませんから、税制優遇というアメが用意されています。

資産を作るベースは本業で頑張ることですが、それ以外の資産形成手段を持つことはこれからの時代は重要です。

仕事で稼いだお金を銀行に預けてもほとんど殖えません。そのためにものすごく詳しくある必要はありませんが、投資も考えておく必要があるのです。

誤解されている人も多いですが、コツコツ続ける積立分散投資は決して専門的な投資知識が豊富でないとできないものではありません。

確定拠出年金と積立型NISAはどう使い分ける?

積立型NISAと比べるポジションにあるのが確定拠出年金です。2017年から制度が拡充されますが、積立型NISAも確定拠出年金の拡充と背景をみていくと同じところに行き着きます。

似たような制度に見えるかもしれませんが、対象商品や投資期間、税制優遇など特徴が違います。

それぞれのポイントを理解して、それぞれの制度で税制など最も有利になるものを、それぞれの制度(積立型NISA,確定拠出年金など)に資産をはめ込んでいければ理想です。

まとめ

2018年から創設予定の積立型NISA(ニーサ)についていかがでしたか。これからは誰もが積立分散投資を考えないと資産形成が難しい時代になってきます。

世間の煽りに乗ってよく分からないまま泡ってはじめる必要はありません。しかし少しだけ勉強してなるべく早くはじめる方が先々間違いなく有利に資産形成ができます。

長い時間をかける方が効率的な運用ができるからです。また万が一運用成果が今ひとつだった場合でも運用期間を長く取れている人の方が修正をかけやすいからです。

積立分散投資は最初に方向性を決めるところは時間をかけてやった方がいいですが、それ以降は定期的な見直しの他はある程度の放置・ほったらかし運用でOKです。

難しく考えずにまずは制度発足までに基本的なところは学んで、2018年から積立型NISAで良いスタートを切れるように準備しておきましょう。

関連記事

LINEで送る
Pocket

\ SNSでシェアしよう! /

お金の専門家FPが運営するお金、保険、投資の情報メディア|マイライフマネーオンラインの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

お金の専門家FPが運営するお金、保険、投資の情報メディア|マイライフマネーオンラインの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし
平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。FP歴18年。


・個人のお金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて損害保険ガイドを務め、約13年に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は400本以上。

現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
    快適!マンションライフは保険で決まる(住宅新報社、共著)

この人が書いた記事  記事一覧

  • 公務員の個人型確定拠出年金(iDeCo)とは?加入手続きや限度額まとめ

  • 住宅ローン固定金利/35年の固定金利とは?はじめての固定金利の比較解説

  • 確定拠出年金の相談窓口はどこがおすすめ?相談前に知るべき5つのこと

  • 公正証書遺言/証人の責任や要件は?必要な費用・報酬・手数料・書類まとめ