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個人向け国債のリスク(中途換金、解約、手数料)と変動10年の使い勝手

個人向け国債のリスク(中途換金、解約、手数料)と変動10年の使い勝手
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個人向け国債は、預金とは違うリスクがあるので、金利上昇時の対応や中途換金・解約時のタイミングやその手数料などリスクは知っておかなければなりません。

■この記事で学べること

【1】個人向け国債のリスク(中途換金、解約、手数料)

【2】個人向け国債の中途換金と解約

【3】金利上昇時に考えること

個人向け国債で金利が変わる変動10年は、今後金利上昇した際に対応が必要です。個人向け国債のリスクを確認しつつ、その使い勝手についてまとめましょう。

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個人向け国債のメリットとリスク(中途換金、解約、手数料)

個人向け国債のメリットとリスク(中途換金、解約、手数料)

個人向け国債は定期預金とは違いますが、比較的安全性が高く金利も預金よりも高いのが特徴です。

個人向け国債のメリット

  • 元本保証ではありませんが、投資対象が国(日本)のため比較的安全に資産を運用可能
  • 小口(1万円)から預け入れができる
  • 中途換金(解約)しても元本割れしない、経営破たん(国が)する心配が少ない

上記のメリットについて補足します。

国債の購入は国にお金を貸しているのと同じことといいました。

それだけ国債あるいは社債を発行元の信用度が大切なのです。

よく信用格付けなどでAAA(トリプルA)とかB(シングルビー)などランクを聞くことがあると思いますが実はこれのことです。

業績が悪く経営破たんするような企業が社債を発行したらあまり買いたくはないでしょう。

もちろんそれだけでは誰も買わないので、リスクが高い分金利も高くはなりますがつまりそういうことです。

日本という国が発行しているものなので、ゼロではないでしょうがそうした可能性が低いということです。

日本の上場企業でも経営破たんした企業はありますから、その意味では国の方が安全面では高いと考えることはできます。

預貯金とは違いますが、投資の中では比較的安全性が高いものです。

小口から購入可能ということについても、投資する際のハードルは低くなっています。

個人向け国債のリスク

次に個人向け国債のリスクについてです。こちらがより重要なのでよく読んでください。

  • 中途換金(解約時)すると、直近2回の利息が取られる
  • 今の最低下限の金利ならネット銀行でも変わらない(換金しやすい)
  • 金利上昇時にそのまま保有していると不利になる可能性

個人向け国債は、発行後1年すればいつでも中途換金(解約)することができます。但し直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が引かれます。

個人向け国債の金利は、次のように決まっています。

  • 変動10年  基準金利×0.66
  • 固定5年  基準金利-0.05%
  • 固定3年  基準金利-0.03%

変動も固定も金利が最低の0.05%になっている今の状況だと、変動10年を選ぶ人も多いでしょうが、上記のように変動10年の金利は基準金利×0.66で金利が決まります。

0.66は金利が上昇しても変わりませんから、割合で抜かれると金利が上昇すればするほど多く取られます。

場合によっては他の金融商品の乗り換えた方が得なのです。

金利が上がり出すと持ち続けていることが、リスクになることがあるのです。他に乗り換えるのも面倒だしそれくらいいいよ、という人はいいかもしれません。

しかしそれなら最初からネット銀行の定期預金にしておいても同じことです。

金利上昇すればするほど、直近の利子が大きくなるので、中途換金(解約)するなら、金利が上がって利息の多い一番美味しいところは返上しなければなりません。

個人向け国債の中途換金と解約

個人向け国債の中途換金と解約

個人向け国債では、1年経過後はいつでも直前2回分等の利子を支払うことで中途換金することが可能です。

通常は中途換金の申込みから4営業日程度でお金が支払われます。

中途換金のできない期間についても、一部例外があります。

口座名義人が死亡した場合や災害救助法の適用対象となる大規模な自然災害で被災した場合なども例外です。

今後の金利上昇時に個人向け国債で考えること、すること

今後の金利上昇時に個人向け国債で考えること、すること

個人向け国債については、固定の3年や5年で0.05%の金利であればネット銀行でも同じような金利のところもあるので、変動10年で検討するケースが多いでしょう。

0.05%が最低ですから、ここから金利が上昇することを期待するわけです。

これはこれでありですが、本格的に金利が上昇してきたときには、他の商品も金利がよくなってきます。

10年というのは結構長いので、状況をみて機動的に動く必要がでてくることも考慮しておきくことがポイントです。

現金の流動性、換金性を重視する目的ならネット銀行に預けるのもありでしょう。

2022年に入ってからアメリカでの金利上昇を受けて、日本の長期金利も上昇しはじめています。

なお、個人向け国債については、下記の財務省のサイトで金利や解約時のシミュレーションができますので活用してください。

財務省 個人向け国債シミュレーション

まとめ

個人向け国債のリスク(中途換金、解約、手数料)と変動10年の使い勝手、についていかがでしたか。

どのような金融商品についても同じことが言えますが、お金を殖やす以上何でもいいというのはありません。

収益性が高く、安全性が高く、いつでも好きなときに換金できる、この3つはすべて都合よくはなっていません。

個人向け国債のリスクを確認しつつ、自分に合うか、合わないかを判断してください。

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平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし

平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士・2級DCプランナー・住宅ローンアドバイザー)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。

・個人のライフプラン、お金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

ファイナンシャルプランナー歴20年以上。相談業務の他TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて2003年よりマネーガイドを務め、15年以上に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は600本以上。

「お金の当たり前を、当たり前に。」するために、現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
    
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