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50代の平均貯蓄額2022!平均値・中央値と貯金なしの家計の貯蓄方法

50代の平均貯蓄額2021!平均値・中央値と貯金なしの家計の貯蓄方法
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50代の平均貯蓄額は年収別にみると、貯金の平均・中央値は貯蓄ゼロの人がいる一方で収入が上がってくることもあり、それなりに貯金できている人も多いです。

■この記事で学べること

【1】50代の年収別の平均貯蓄額(平均値・中央値)

【2】年収別の貯蓄額ゼロ(なし)の割合

【3】1,000万円、3,000万円を貯蓄している年収別の割合

【4】50代独身の平均貯蓄額(平均値・中央値)

【5】50代から貯蓄を貯めて・殖やす、家計を見直す

いずれにせよ60歳以降の定年後が具体的に見えてくる年代ですから、老後に向けての準備も考えていかなければなりません。

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]2021年の調査結果の統計(2022年3月詳細公表の最新)を元に、50代の平均貯蓄と家計についてファイナンシャルプランナーが解説します。

*一部単身世帯(独身)のデータも利用しています。

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50代、年収別の平均貯蓄額、平均値と中央値

50代、年収別の平均貯蓄額、平均値と中央値2022

金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] にある世代別(50歳代)、且つ年収別の貯金額について平均値と中央値をチェックしてみましょう。

なお、平均値は全体の平均したもの、中央値はすべての統計の数字を並べたときに真ん中にくる数字を指します。

平均値は、一部の貯金のある人がいると高めになる傾向があります。

もちろん平均も入れていますが、参考にするのは中央値にしておいてください。

※平均貯蓄額の統計には総務省の家計調査報告もありますが、金融広報中央委員会の調査が年代・年収別で掲載されているのでこちらを使っています。

毎年12月に公表されていましたが、コロナ禍の影響か2022年3月にようやく年代・年収別の統計まで公表されました。

【50代の貯金の平均と中央値】

50代の平均貯蓄額は、年収別では次のようになります。なお、この統計は金融資産保有額ですのでそれを考慮してください。

年収 平均値 中央値
収入なし 658万円 0万円
300万円未満 499万円 15万円
300~500万円未満 687万円 100万円
500~750万円未満 1134万円 500万円
750~1,000万円未満 1583万円 600万円
1,000~1,200万円未満 2083万円 1130万円
1,200万円以上 3774万円 1700万円

*出所:金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 2021年調査結果の統計を元に筆者作成

50代になるとさすがに働いている期間が長いこともあり、貯蓄額が上がってきます。

他の年代・年収別で同様の記事を作成していますが、50代になると平均値・中央値が一気に高くなります。

50代で年収別の貯蓄額ゼロ(なし)の割合

50代で年収別の貯蓄額ゼロ(なし)の割合2022


ここでは50代での貯蓄額がゼロ(なし)の人の割合を確認します。統計上は「金融資産非保有」という項目になります。

【50代で貯蓄額ゼロの割合】

年収 貯蓄なし
収入なし 64.70%
300万円未満 41.70%
300~500万円未満 35.10%
500~750万円未満 18.10%
750~1,000万円未満 12.60%
1,000~1,200万円未満 8.50%
1,200万円以上 9.00%

*出所:金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 2021年調査結果の統計を元に筆者作成

すべての年代に言えることですが、年収の多い少ないに関わらず貯蓄ゼロの人はいます。

これは50代でも同じです。

収入がない現状なら貯蓄の余裕はないでしょうが、年収300万円未満で約41%が貯蓄ができていない状況ですが、貯金ができている人もいる事実にも目を向けてください。

いくつかの記事の中で同じことを繰り返し言っていますが、年収が高い方が貯蓄がしやすいのは確かです。

しかし年収が低いから絶対に貯金ができない、逆に年収が高ければ必ずしも楽々と貯金ができているわけではないのです。

1,000-1,200万円(以上も含む)の年収のある人でも8.5%が貯蓄ゼロです。

理由や事情は色々あるでしょうが、老後が近くなっている世代ですから状況の改善は必要です。

1,000万円、3,000万円を50代で貯蓄している人の年収別の割合

1,000万円、3,000万円を50代で貯蓄している人の年収別の割合2022

1,000万円を50代で貯蓄している人の年収別の割合

貯金ゼロと反対にそれなりに貯金できている人の割合も、年収別にみておきましょう。最初に50代で1,000万円貯蓄できている人の統計です。統計上は1,000万円から1.500万円になります。

【50代で貯蓄1,000-1,500万円の割合】

年収 1,000-1,500万円未満
収入なし 2.90%
300万円未満 4.30%
300~500万円未満 6.90%
500~750万円未満 8.00%
750~1,000万円未満 9.90%
1,000~1,200万円未満 11.00%
1,200万円以上 11.00%

*出所:金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 2021年調査結果の統計を元に筆者作成

50代といっても家族構成や性別、地域などにもよります。

住宅ローンありなし、親の介護など何かとお金のかかりがちな年代でもあります。

1,000-1,500万円となると各年収クラスとも多くても10-15%くらいまでです。色々な要因が考えられます。

  • 長い間コツコツ貯蓄をした
  • 収入が多かった
  • 投資で殖やした
  • 遺産相続した  など

個別の要因までは読み取れませんが、それなりに増やしている人もいるということです。

3,000万円を50代で貯蓄している人の年収別の割合

次に最後に50代で3,000万円以上貯蓄できている人です。データではここから上は区切りがありません。

ネットの検索を見てみると、50代だと貯金額5,000万円、1億円などで検索する人もいます。このあたりは経験を重ねている50代ならではでしょう。

【50代で貯蓄3,000万円以上の割合】

年収 3,000万円以上
収入なし 5.90%
300万円未満 5.20%
300~500万円未満 5.90%
500~750万円未満 11.00%
750~1,000万円未満 12.60%
1,000~1,200万円未満 23.20%
1,200万円以上 35.00%

*出所:金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 2021年調査結果の統計を元に筆者作成

年収クラスが一番高い1,200万円以上で35%です。

貯金額3,000万円以上になると年収に比例して、この金額以上の貯蓄ができている人の割合が増えてきます。

一方で、300万円未満の人で約5%貯蓄を3,000万円貯めている人がいることにも注目してください。

50代独身の平均貯蓄額(平均値・中央値)

50代独身の平均貯蓄額(平均値・中央値)2022

ここまでの統計は二人以上世帯の統計でしたが、50代独身の人の年収別での平均貯蓄額の平均値と中央値をみておきましょう。

なお、この統計も年収別になっていますが、性別で分かれていませんのでご了承ください。

【50代独身(単身世帯)の平均貯蓄額】

年収 平均値 中央値
収入なし 573万円 0万円
300万円未満 484万円 50万円
300~500万円未満 613万円 300万円
500~750万円未満 1595万円 1200万円
750~1,000万円未満 5242万円 3253万円
1,000~1,200万円未満 11263万円 1750万円
1,200万円以上 8115万円 830万円

*出所:金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 2021年調査結果の統計を元に筆者作成

二人以上世帯と比べてみると、年収500~700万円未満から単身世帯の数字が伸びてきます。

特に平均値が顕著です。

平均値は一部の資産のある人に引きずられて数字が上がります。億越えとなっているところもあるので多額な資産を持っている人もいるのでしょう。

50代は子がいると教育費負担が大きい時期です。独身世帯とはそのあたりの違いもあるでしょう。

50代になるとそろそろ定年までのキャリアなどがおおよそ見えてくるはずです。

貯蓄を増やす現役時代の踏ん張りどころです。50代の10年を大事に使ってください。

50代から貯蓄を貯めて・殖やす、家計を見直す

50代から貯金を貯めて・殖やす、家計を見直す2022

50代は具体的に定年後、老後を自然と意識する年齢です。

50代になったばかりなら、65歳まであと15年、50代半ばならまだ10年あります。老後に備えてライフプラン、マネープランを作ってみましょう。

平均寿命はもちろん定年も延長する動きや一部上場企業でも副業を認める動きがでています。

いまの50代が80代になる頃には平均寿命や健康寿命はさらに延びるでしょう。ライフプラン設計も変わりますしお金も必要です。

50代で貯金ゼロ(なし)ならどうする?

いま現在50代で貯金がゼロの場合、いまからでも準備に入りましょう、いますぐにです。

これまで貯金ができてこなかった理由、これからは貯金できるのか、これからもできないのかで対応も違います。

いつの間にか毎月お金が無くなっているというような理由なら家計の根本的なところから手を入れていかないと、60代になっても同じことになります。

貯金ゼロでもこれから頑張って貯金できるなら、計画的にマネープランを作って貯金していきましょう。

50代でも継続的に稼いで、貯めて、殖やしていくことをするのに他の年代と違いはありません。

つみたてNISAやiDeCoを含む確定拠出型年金の改正の動きがでています。例えばiDeCoは原則60歳までしか加入できませんが、加入可能年齢(2022年5月)や受取り年齢(2022年4月)から拡大されます。

50代の人でも確定拠出年金が使いやすくなるのです。

企業型の確定拠出年金に加入している人もiDeCoの加入要件が緩和されます(2022年10月)。勤務先によって状況は違いますから調べてみてください。

また一般NISAは新NISAへ移行、つみたてNISAも期間が延長されます。

その他の若い年代と違いがあるとすれば、時間的な余裕が少ないことです。仮に貯金がゼロなら老後もできるだけ働くことを考えてください。

そのためには健康の維持も重要です。もちろん家計管理は必須で、その先の収入は年金が軸になっていきます。

まずは家計管理から

毎月の収入と支出そしてどれだけ貯蓄可能か把握していますか。50代だと教育費が一番キツい時期にぶつかっている人もいるでしょう。

そうした事情からしっかり家計をみているが今はどうしても貯蓄できないというのならまだいいのです。

毎月家計は何とかなっているが、よく分からないけど貯蓄できないというなら家計の把握・見直しが必要です。

こうした習慣は高齢になってからもずっと続くことですので早めに家計管理する習慣を身についてください。

50代からの投資は間に合うのか?

2017年1月から個人型の確定拠出年金(iDeCo)が拡充、2018年1月からつみたてNISAがはじまったこともあり、50代の方から今からはじめても間に合うかと聞かれることがあります。

50代なら教育費や住宅ローンなど目途がつきはじめる年齢ですから、人によっては老後の準備に集中できます。

掛金を上限一杯まで支払うことが可能かもしれませんし、そこから12ヶ月×加入期間の年数を掛ければ貯めることのできる金額がわかります。

自分で掛金を支払うなら全額所得控除の対象になるので、いくら貯まるかだけでなく税金面でも考慮することがあるのです。

必ずしも遅いということはありません。自分に合せたシミュレーションをしてみましょう。

やるやらないは別にしてあらゆる可能性を考えてみてください。お金と稼ぎ、貯めて、殖やす方法はなるべく多い方が有利です。

自分に合うものを実行に移すことがポイントです。

まとめ

50代の平均貯蓄額2022!平均値・中央値と貯金なしの家計の貯蓄方法、についていかがでしたか。

50代というとバブル時代を経験した世代ですが、平均貯蓄額について年収ごとに差がでてきているのは他の世代と変わりません。

いまそれなりに資産がある人は守りつつもさらに攻める、貯金がゼロの人はこれからでも計画的にはじめていきましょう。

収入が多い人ならすぐ挽回することは可能です。そうでない人はいまからでも地道に貯金を積み立ててください。はじめることに遅いはありません。

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ライター紹介 ライター一覧

平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし

平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士・2級DCプランナー・住宅ローンアドバイザー)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。

・個人のライフプラン、お金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

ファイナンシャルプランナー歴20年以上。相談業務の他TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて2003年よりマネーガイドを務め、15年以上に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は600本以上。

「お金の当たり前を、当たり前に。」するために、現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
    
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