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知らないと損する生命保険の失効・復活の基本と失効保険の復活手続き

知らないと損する生命保険の失効・復活の基本と失効保険の復活手続き
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生命保険などの保険は、保険料の払い込みをしないと保険契約が「失効」します。しかしその後一定の条件のもとで契約を「復活」することもできるのです。

■この記事で学べること

【1】生命保険の失効と復活の基礎知識

【2】知らないと損する生命保険の失効と復活の注意点

【3】失効した保険の復活手続きと簡易復活  各社の保険復活の手続きの調べ方

知らないと損する生命保険契約の失効と復活、その手続きについてファイナンシャルプランナーが解説します。

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生命保険の失効と復活の基本

生命保険の失効と復活の基本

はじめに生命保険契約の失効と復活について基本的なことを確認しておきましょう。

保険契約の失効

生命保険も契約ですから、契約に見合う対価(保険料)の支払いが必要です。

そのため保険料が未払いのまま保障だけ継続し続けるということはありませんから、保険料(掛金)には支払い期限が設けられています。

生命保険の契約後、保険期間中に迎える、毎月・半年・毎年(払込方法による)の契約日に対応する日のことを「契約応当日」と言います。

例えば月払いの場合、月単位の契約応当日の属する月の1日から末日までなどのように払込が決められています。

しかし銀行口座の残高不足などで、払込期月内の払い込みがない場合であったとしても、一定の猶予期間が設けられています。

上記の例だと、例えば払込期月の翌月の1日から末日まで、という具合です。

その上で保険料の支払いがないまま猶予期間を過ると、生命保険契約が「失効」となります。

ちなみに「解約」は契約者が自分で手続きをして、自分で契約をやめることをいいますので失効とは意味が違います。

なお、契約後一度も保険料の支払いをしない場合、失効ではなく「無効(遡って契約自体がなかったことになる)」などの扱いになるケースもあります。

自動振替貸付制度と保険の失効

保険料の払込における猶予期間内に支払をしないと生命保険契約は失効するといいましたが例外があります。

貯蓄タイプなどの解約払戻金がある生命保険の場合、保険料の払込猶予期間内での払い込みができないと、生命保険会社が解約払戻金の所定の範囲内で保険料の立て替えが自動的に行われます。

これを「自動振替貸付」といいます。

自動振替貸付というかたちで借りているかたちでも、保険料が支払われていますから保険契約は有効に継続します。

なお、自動振替貸付で立て替えされた保険料には利息がかかります(保険会社や契約時期などで利息は異なる)。

解約返戻金の範囲で自動振替貸付にまわりるため、保険料の払い込みをしなくても解約返戻金がある限り立て替えが続き、立て替えの原資がなくなるとその後に契約は失効します。

保険契約の復活

生命保険や医療保険など人のカラダにかかる保険は年齢が高くなるほど保険料がアップしていきます。

そのため保険契約の失効後に新たな保険契約をすると、その時点での年齢で保険料が計算されます。

仮に失効前と同じ保障内容で改めて契約をすると保険料がアップすることになります。

はじめの加入時から年数が経過しているほど影響が大きくなります。

また年齢を重ねると健康上の数値が悪化したりすることも少なくありません。

そのような場合は保険料が高くなったり、最悪の場合は保険契約を断られることもあります。

加入後にかなり年数が経ってから失効すると、こうしたことは珍しくありません。そんな人のためにあるのが、保険契約の「復活」制度です。

例えば1年や3年など一定期間内であれば、次の条件で失効した契約を復活することができます。

  • 失効していた間の保険料と利息の払い込み」
  • 康状態の告知や診査」

復活の条件も各社色々なので、失効後にあまり時間が経っていなければ手続きが容易な「簡易復活」などの制度を設けているケースもあります。

参考までにオリックス生命が失効後の告知不要の失効取消制度を導入しています。

オリックス生命 プレスリリース(2021年1月29日) 告知不要で保障の継続が可能な「失効取消制度」を導入

知らないと損する生命保険の失効と復活の注意点

知らないと損する生命保険の失効と復活の注意点

失効・復活いずれも生命保険会社によって、細かい規定は一律ではありません。

保険契約が失効する前に失効や復活の条件について、チェックするようにしてください。

特に健康状態に色々ある人は一度失効すると、これが問題になることがあります。

どうしても保険料が支払えないような経済状態なら仕方ありませんが、なるべく契約を維持するようにしましょう。

ほったらかしが一番よくありません。

特に知っておきたいことが、積立タイプ(終身保険や個人年金保険など)の生命保険です。

解説したように解約返戻金の範囲で自動振替貸付で保険料が立て替えられるといいました。

このタイプの保険は自動振替貸付以前に「解約返戻金の一定の範囲でお金を借りる」ことができます。

これを契約者貸付制度といいます。

契約後にある程度年数が経過しないと解約返戻金が貯まりませんが、経済的に厳しいならこうした制度の活用も知っておきましょう。

経済的に保険料を支払える見込みがなく、自動振替貸付にまわってもいずれ失効してしまうなら、保障はなくなりますが、解約して解約返戻金を受け取った方がいいこともあります。

いずれにしても支払いが厳しくなったら早めに保険会社や保険代理店などに相談しましょう。

失効した保険の復活手続きと各社の保険復活の手続きの調べ方

失効した保険の復活手続きと各社の保険復活の手続きの調べ方

生命保険が失効してしまった後、具体的な保険復活の手続きについてみていきましょう。

一般的には次のような流れになります。

  1. 保険証券などから証券番号を確認
  2. 契約先だった生命保険会社に連絡
  3. 保険契約の復活に必要な書類や手続きなどの案内
  4. 書類の手配や失効後の未払い保険料の入金

おおまかな流れはこのようになっています。

「●●生命保険 復活手続き(●●は保険会社名)」などのキーワードで検索するか、連絡先が分かるようなら直接契約先の生命保険会社に連絡してみましょう。

まとめ

知らないと損する生命保険の失効・復活の基本と失効保険の復活手続き、についていかがでしたか。

筆者も仕事上、生命保険契約が失効したり、契約者貸付を受けたりした人も何人もみていますが、実務的には失効で未払いになった保険料をまとめて支払うなどは経済的に厳しい人には結構ハードルが高いのも事実です。

保険料に限りませんが、支払いは溜めてしまうとなかなか厳しいものです。

記事中にも書きましたが、失効させないことが一番でにっちもさっちもいかなくなってからでは、打ち手が限られます。

早めに相談しておくことが大切です。

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ライター紹介 ライター一覧

平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし

平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士・2級DCプランナー・住宅ローンアドバイザー)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。

・個人のライフプラン、お金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

ファイナンシャルプランナー歴20年以上。相談業務の他TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて2003年よりマネーガイドを務め、15年以上に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は600本以上。

「お金の当たり前を、当たり前に。」するために、現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

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