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1日だけの自動車保険!500円からの短期加入の自動車保険のポイント5選

 2016/09/09 備える
 
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「1日だけ」加入できる自動車保険がこのところ発売されています。自動車を持っていれば自動車保険があるのだから1日だけ自動車保険に加入する必要があるのか、と考えてしまいます。

それはそれでありですが、1日だけの自動車保険は主に「人に車を借りるとき」「人の車を運転するとき」などを想定した自動車保険です。保険料も500円からとお手軽で、何よりも1日だけでも加入できるというのは便利です。

また自動車保険にはドライバー保険や他社運転危険担保特約などもあるので多少似た気もしますが、1日だけの自動車保険との違いや活用のポイント、各社の比較についてみてみましょう。

 1日だけの自動車保険とは?借りた車の自動車保険では駄目なのか?

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1日だけしか加入できないわけではなく、1日単位の保険期間で短期加入できる自動車保険です。すべての損害保険会社が取り扱っているわけではありませんが、必要に応じて数日単位の短期で加入が可能です。

そのため主な用途は「人の車を借りるとき」、「人の車を運転するとき」です。

友人や知人などから車を借りる場合などが想定しています。感の良い人はそもそも借りる車に自動車保険があるだろうと考えてはずです。確かに普通はその通りですが、事故の際考えておかなければならないことがあります。

借りた車の自動車保険が適用できないケース

そんなことがあるのかというとあります。人の自動車保険の内容はその人にしか分かりません。自動車保険の手続きは妻がしていて夫が内容を分からないまま人に貸したら、家族限定特約が付帯していたら、第三者が運転しても保険は利用できません。

運転して事故を起こした以上責任は問われます。何かあったときに知らなかったではすまないように自分で自動車保険に加入しておくということです。

借りた車の自動車保険を適用できるケース

借りた車の自動車保険が適用できるなら、問題ないかと言えばそうでもありません。2012年10月の自動車保険の改定以降(ダイレクト系は2013年4月-6月以降)、事故を起こした次の年の保険料は大幅にアップします。

事前に車を借りた相手と話ができているならいいのですが、保険料がアップした分の負担を求められることもありえます。実際に結構な負担です。何よりも友人知人とお金のことで揉めてトラブルになるのは他人とのゴタゴタよりも精神的な負担が大きくなります。

1日だけの自動車保険の対象になる車種。自分名義の車は?【ポイント1】

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実際にどんな自動車を借りても対象になるわけではありませんので要注意です。対象車種は主に下記の3車種です。

1日だけの自動車保険対象の車種

  • 自家用普通乗用車
  • 自家用小型乗用車
  • 自家用軽四輪乗用車

キャンピング車や貨物系の車種も対象外です。一般的な生活用途の乗用車が対象とイメージしておくといいでしょう。あくまで他人の車を借りるケースを想定していますので、自分名義の自動車は対象になりません。

そのため自分の車を持っているけどほとんど乗らない、でも事情があって手放せないなどの場合でも当然対象外です。

1日だけの自動車保険対象外の車種(間違えやすい要注意パターン)

本人所有の自動車は対象外といいましたが、その配偶者や法人所有の自動車も同様ですので注意してください。なお、レンタカーカーシェアリング、車検切れの車の対象になっていません。

保険会社の指定する価額の車両も除外されます。高級な車の貸し借りはあまりないでしょうが、乗用車でも対象になっていないので覚えておきましょう。

さらに購入した車で車検証上はまだ他人名義でもNGです(実態は自分は自動車のため)。

1日だけの自動車保険の補償内容【ポイント2】

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自分所有の車で加入する自動車保険とはちょっと違う、この保険の補償内容は次のようになっています。

  • <賠償責任>対人・対物賠償責任保険
  • <傷  害>搭乗者傷害保険、自損事故
  • <車  両>車両保険(借りる車の補償)
  • <そ  の  他>ロードサービス等

一般の自動車保険と補償の構成はそんなに変わりませんが注意点があります。一番は車両保険です。車両保険という言葉はこの保険では使いませんが、借用自動車の復旧費用保険(補償)などといいます。

当然借りる車によって車両の価値が違いますから、金額に限度があります。300万円を限度にしている点と免責金額(自己負担額)の設定が必ずされています。免責金額(自己負担)は保険会社やプランによって10~15万円といった設定です。

人の車を借りてちょっと電柱にぶつけてしまった、擦って傷をつけたなどの場合でもほいほい保険を使える設定にはなっていないということです。

もっとも保険料が1日で500円(2回目以降安くなるケースもあり)からですから、少額の損害で保険金の請求が多くなるようでは自動車保険としてビジネスが成り立たないでしょうから当然です。

また一般の自動車保険では主流になりつつある、人身傷害補償は付帯されません。

「1日だけの自動車保険」と「ドライバー保険」はどう違う?【ポイント3】

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自動車保険のことを知っている人は「ドライバー保険」というのが昔からあるのを知っていると思います。それでは1日だけの自動車保険とドライバー保険は何が異なるのでしょうか。

ドライバー保険は自動車を所有していない人のための保険で、他人や友人の車を借りて運転をする時のために備えておく保険です。運転者年齢条件は「21歳未満」または「21歳以上」の2種類しかありません。

何だか1日だけの自動車保険と似ていますよね。しかしドライバー保険の保険期間は通常1年間です。また自分(記名被保険者)や配偶者、同居の親族などが所有する車は対象外となります。借用する車の車両保険はありません。

自分で車を所有していないが、人の車を頻繁に運転するならドライバー保険がいいでしょう(補償の対象になるなら)。しかしたまに人の車を借りて運転するというのなら、1日500円から加入できる自動車保険の方がコスト面では有利です。

「1日だけの自動車保険」と「他社運転危険補償特約」はどう違う?【ポイント4】

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ドライバー保険の他に、自動車を持っていてその車に自動車保険があれば「他社運転危険補償特約」があります。他人の車を借りた場合に自分の自動車保険で補償できるというものです。

一番の違いは1日だけの自動車保険であれば、事故を起こしても自分の自動車保険の翌年以降の割引(等級)に影響しないということです。ちょっとぶつけて10~15万円程度の車両損害だけだと微妙なところがありますが、大きな事故を想定して自分の自動車保険の割引を悪くしたくなければ、1日だけの自動車保険の利用も考えておくといいでしょう。

特に自動車保険の割引制度であるノンフリート等級が1~4等級にある人は一考の余地があります。自動車保険で1等級(63%割増)はどこの保険会社も保険の引受けは厳しいのが一般的です(事故が多い人のため)。

自動車保険では、事故を起こすと3等級ランクがダウンします(1等級ダウン事故などもあり)。つまり4等級で1度事故を起こすと翌年に1等級になり契約先を探すのに苦労します。その後も無事故でも等級は1つずつしか毎年よくなりません。

また独立した世帯の別居の子どもは他社運転危険補償特約の対象になりません。対象になる、ならないということにも注意してください。

1日だけの自動車保険、活用の仕方【ポイント5】

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この保険は上手く活用すれば自動車保険の見直しにも使えます。普段は別居している子ども夫婦は乗ることがないので家族限定や夫婦限定を付帯しているが、たまに帰省してきたときに乗ることがあるというなら、そのタイミングだけこうした保険を利用してもらうのも方法です。

都度契約内容を変更してその後戻すという手間も掛かりませんし、費用も1日500円くらいならその方が安くなります。また仮に事故があったときにその後の割引(等級)にも自分の自動車保険は影響しません。

メインユーザーは自動車を保有しない若いユーザーですね。車を所有しないが友人知人の車を借りることがあるなら選択肢の一つに入れておくといいでしょう。

1日だけ、500円からの自動車保険を取り扱っている損保はその先も考えています。将来自分の車を購入した際に、割引がきくケースもあります。

1日だけの自動車保険の取り扱っている損保や加入先

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冒頭お話した通りすべての保険会社が1日だけの自動車保険の取扱いをしているわけではありません。

  •  東京海上「ちょいのり保険」
  • 三井住友海上「1DAY保険」
  • あいおい損保「ワンデーサポーター」

またこれらの加入方法ですが、スマホやコンビニから気軽に加入することができます。取扱いの損保は同じです。1日単位で500円からの保険料ですから、あまり販売の手間をかけずに加入できるようになっています。

繰り返し利用すると割引になるので、最初に比較して決めた保険会社で継続利用する方が有利です。

まとめ

1日単位で加入できる自動車保険はいかがでしたか。車を持たない人にとっては時流にあっている保険です。

ネットがここまで普及しなければ、契約の手間や証券の発行や郵送等の保全の手間で商品が成り立たなかったはずですが便利になりました。

基本的なところが分かれば、色々活用できます。誰かの車を借りるときの保険加入の方法の一つとして覚えておきましょう。

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平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし
平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。FP歴18年。


・個人のお金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて損害保険ガイドを務め、約13年に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は400本以上。

現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
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