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自賠責保険が値下げ(2017年4月)!改正後の料金表と補償内容まとめ

 2017/01/23 備える
 
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2017年4月より自賠責保険の保険料が値下げ改定される運びとなりました。自賠責保険料の引下げは実に9年ぶりとなります。

地域によっては自動車が生活の足になっていますから、1台の値下げは意外と小さくありません。

自動車、バイク、原付などを所有するすべての人に関係する自賠責保険について、改正の背景と値下げ後の自賠責保険料の保険料(新料金)についてまとめます。

※自賠責共済も同様ですが、ここでは自賠責保険で記載します。保険料をすぐに確認したい人は目次から該当車種のところをみてください。

自賠責保険の保険料改正(値下げ)の背景


2017年4月より、自賠責保険の保険料が値下げとなるのは次のような背景があります。金融庁の自賠責保険審議会の資料の一部をみてみましょう。

  • 2年連続で損害率が現行料率の予定損害率を下回る水準の料率検証結果となり、保険収支が黒字傾向であるほか、予定損害率と損害率との乖離幅が昨年度の料率検証結果よりも拡大していること。
  • このことから、運用益積立金を考慮した累計収支残の更なる拡大が今後見込まれること。     (出典:金融庁 自賠責保険審議会資料)

つまり収支が良くなってきたので、値下げするということです。9年ぶりの値下げですから、前回自賠責保険が引下げられたのは2008年です。

ちなみにその後2011年に全車種平均で11.7%、2013年に全車種平均13.5%、自賠責保険は値上げされて現在に至ります。

自賠責保険は加入が強制されている強制保険ですが、「ノーロス・ノープロフィットの原則」をベースに作られています。

簡単にいうとノーロス(損失なし)・ノープロフィット(利益なし)、利益も損失も出ないようにするということです。

そのため収支が改善してくれば、当然このように自賠責保険料の引き下げとなるわけです。この原則は、地震保険でも適用されています。

自賠責保険の改正内容


自賠責保険の改定率や改定時期など具体的な改正内容について確認していきましょう。

いつから自賠責保険は改正される?

自賠責保険の保険料の改定は、2017年4月1日より適用されます。通常、自賠責保険の保険期間は車検期間よりも1ヶ月程度ずれています。

車検期間ではなく、あくまで自賠責保険の始期日を基準に考えますので間違えないようにしてください。

具体的な自賠責保険の値下げ幅?

改定後の自賠責保険の保険料の値下げ幅(改定率)は全車種平均で6.9%の引下げとなります。対象者が多いと思われる自家用乗用車の現行保険料は、2年間(24ヶ月 離島以外)で27,840円です。

自賠責保険料の改定(値下げ)後は25,830円となり、この車種・期間では7.2%保険料が引下げられることになります。ちなみに2008年からの改定の各保険料は下記のとおりです。

※自家用普通乗用車 24ヶ月 本土用(離島以外)

  • 2017年4月~25,830円
  • 2013年4月~27,840円
  • 2011年4月~24,950円
  • 2008年4月~22,470円

2011年、2013年の自賠責保険の全車種平均の引上げ幅を考えるとまだまだですが、値下げになるのは家計にはありがたい話です。

自賠責保険の補償内容


自賠責保険は強制保険であるが故に、自分で色々補償内容や保険料(掛金)を考えて加入する保険ではありません。

車種と車検の回数で保険期間や保険料(掛金)は決まっています。補償内容は、対人賠償事故のみが対象になるため、対物賠償事故は対象外です。

自賠責保険の補償内容は以下の3つです。

  • 傷害による損害    限度額120万円
  • 後遺障害による損害  常時介護要4,000万円 随時介護要3,000万円                          これら以外第1級3,000万円~第14級75万円
  • 死亡による損害    限度額3,000万円

自賠責保険は賠償責任保険ですので、第三者に損害賠償をする保険です。但し次のようなケースでは、自賠責保険(自賠責共済)で支払われる金額につき、減額が行われます。

  • 被害者に重大な過失があった場合
  • 受傷と死亡または後遺障害との間の、因果関係の有無の判断が困難な場合

こういうこともあるという程度の認識で構いませんが、この機会に頭に入れておきましょう。

2017年4月1日以降、自賠責保険料金表(自家用乗用車)

それではここから2017年4月1日以降から値下げになる自賠責保険の料金表を確認していきましょう。以下の自賠責保険の保険料は離島以外の地域(沖縄を除く)のものです。

37ヶ月 24ヶ月
自家用乗用自動車 36,780円 25,830円

2017年4月1日以降、自賠責保険料金表(軽自動車)

37ヶ月 24ヶ月
軽自動車(検査対象) 35,610円 25,070円
軽自動車(検査対象外) 12,220円

2017年4月1日以降、自賠責保険料金表(自家用小型貨物)

25ヶ月 12ヶ月
小型貨物(自家用) 30,460円 17,350円

2017年4月1日以降、自賠責保険料金表(バイク、原付)

37ヶ月 24ヶ月
小型二輪自動車 14,950円 11,520円
原動機付自転車 12,340円 9,950円

※原付は37ヶ月ではなく、36ヶ月の保険料 ※原付の60ヶ月は16,990円、48ヶ月は14,690円、12ヶ月は7,500円

自賠責保険はどこで加入する?


自賠責保険の自賠責法に基づく強制保険ですから、どこの損害保険会社で加入しても金額が変わるわけではありません。

できればですが、任意の自動車保険を加入している損害保険会社と合せておくと事故の際に多少楽です。

事故の際に自賠責保険の手続きは、保険会社が異なっても任意の自動車保険の契約を持っている保険会社が行うことが一般的だからです。

保険会社が違えば自賠責保険の証明書の写しを任意の自動車保険の契約先に送る必要があります。

送ればいいだけですが、事故で慌てているときにあれこれやるのは精神的にも疲れますし、自賠責を使うということは対人事故が起きています。

手間がかからないにこしたことはありません。車検にだす際にまとめて自賠責保険を手続きする人が圧倒的に多いでしょう。

任意の自動車保険に加入しているところで自賠責保険を手配して、車検にだす車と一緒に自賠責保険の証明書を渡して手続きしてもらうことも可能です。

よくあることなので、車のディーラーや修理工場などは言えばわかります。そういう方法もあるということは認識しておいてください。

まとめ

2017年4月からの自賠責保険の値下げについていかがでしたか。損害保険業界もさまざま種目で保険料アップが続くなかで値下げは助かります。

今後も自賠責保険の収支状況によって変わっていくでしょうから情報収集しつつ動向はみておいてください。

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平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし
平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。FP歴18年。


・個人のお金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて損害保険ガイドを務め、約13年に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は400本以上。

現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
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