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【貸金庫】タンス預金も可?銀行の貸金庫の料金とおすすめの5つの使い方

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銀行の貸金庫とは?

銀行の貸金庫とは?

貸金庫とはどんなもの?

銀行の貸金庫とは、都市銀行や地方銀行、信用金庫などの金融機関にある金庫を貸し出をし、これを契約者が利用できるサービスです。

銀行の金庫というと映画にでもでてきそうな大金庫を想像する人もいるかもしれませんが、最初のページのイメージ写真にあるような専用の保管箱を借りるイメージです。

貸金庫といっても銀行によっていくつか種類や大きさがあります。有料サービスなのでお金はかかり、大きさなどによって同じ銀行の貸金庫で費用も変わります。

当然のことながら自分が契約している貸金庫は他人が開けることはありません。

何よりも銀行の中にあるので、セキュリティや火災、地震や台風などの災害についても一般の個人の住まいに保管しておくよりは優れていると考えていいでしょう。

貸金庫の特徴

簡単にお話すると銀行の貸金庫の特徴を挙げてみましょう。

  • 貸金庫を利用するにあたり、その銀行の審査がある。また貸金庫は数に限りがあるので空きがなければ利用できない
  • 有料サービスなので料金がかかり、貸金庫の大きさなどで金額が変わる
  • 利用に際して貸金庫室などに入るための入室カードや鍵、暗証番号などが必要。紛失した場合は所定の手続きが必要
  • 原則として金融機関に届出している契約者以外の者は貸金庫室への入室や開閉はできない
  • 契約者本人が死亡すると、預金と同じように貸金庫も凍結されるため、中のものを勝手に持ち出せない

貸金庫の種類と料金、利用時間

貸金庫の利用についていくつか具体的なところみておきましょう。

貸金庫の種類

貸金庫にはいくつかタイプがあります。貸金庫はスペースが必要なことから、同じ銀行でも本店や各支店によって使用できるタイプに違いがあります。

銀行のホームページには店舗案内に各店舗の貸金庫の有無などが記載されているケースもありますが、詳細はその銀行の店舗に確認してみてください。

  1. 全自動型:貸金庫室ではなく専用の個室ブースにて、端末を使って暗証番号などを入力することで貸金庫室からその契約者の貸金庫がレールに乗って個室ブースに届くことで出し入れするタイプ
  2. 半自動型:自分で貸金庫室に入り、専用のカードと暗唱番号、鍵を使って貸金庫に出し入れする
  3. 手動型:契約者と金融機関がそれぞれ鍵を持ち、金融機関の立会いのもとで手続きする

なかにはもう少し簡易なタイプやセーフティーボックスなどに近いタイプを用意している銀行もあります。

※金融機関によって貸金庫の種類の数や種類の区分けや呼び名が違うので注意してください。必ずしも統一されているわけではありません。

貸金庫の料金

貸金庫の大きさによって料金が異なるのは解説したとおりです。銀行や支店によって提供される貸金庫の大きさも異なるため、料金もさまざまです。

一例として記載されているものを参考までに都銀2行を挙げてみます。金額が年間と半年表示なので、三井住友銀行は2倍して年間の料金としてみてください。

<三菱UFJ銀行の例>

貸金庫のサイズ(高さ×間口×奥行) 消費税込み料金
5.7㎝×26.2㎝×40.0㎝ 年間16,170円
6.2㎝×27.7㎝×49.3㎝ 年間22,440円
8.7㎝×27.7㎝×49.3㎝ 年間29,700円

出典:三菱UFJ銀行より筆者作成

<三井住友銀行の例>

貸金庫のサイズ(高さ×間口×奥行) 消費税込み料金
5.9㎝×26.0㎝×45.0㎝ 半年 8,250円
6.9㎝×26.0㎝×45.0㎝ 半年11,000円
9.7㎝×26.0㎝×45.0㎝ 半年14,850円
13.5㎝×26.0㎝×45.0㎝ 半年18,150円
21.0㎝×26.0㎝×45.0㎝ 半年23,100円

※上記以上は貸金庫内箱の大きさ5,000立方cmごとに5,500円(税込)ずつ加算
※簡易貸金庫は15,400円(税込)、セーフティーケースは11,550円(税込)

出典:三井住友銀行より筆者作成

いずれも一例としての掲載ですので、これらと異なるサイズもあるのでしょう。ぴったり同じにはなりませんが、似たサイズの大きさなら値段も似ています。

貸金庫の利用時間

貸金庫そのものが銀行の中にあるものなので、一般的には銀行の営業時間内での利用になります。

平日の日中などに時間が取りにくい人などは注意しておきたいポイントです。

銀行の貸金庫に預けられるもの、預けられないもの

銀行の貸金庫に預けられるもの、預けられないもの

貸金庫は契約者が自由に預け入れるものを入れたり、出したりすることができます。通常は決められたルールの範囲であれば問題はありません。

預けられるもの

不動産の権利証や預金通帳、保険証券、遺言書などの重要書類、や貴重品類(金や骨とう品、宝飾品類など)を預けることができます。

骨とう品や金などは大きさや量によってかさばるので、貸金庫の大きさによっては限度があります。遺言書だけでなくエンディングノートや手紙なども入れておくことができます。

預けられないもの

危険物や変質の恐れのあるもの、もちろん生き物などは預け入れることはできません。

現金は預けていいの?

貸金庫について調べている人は、いくつかの銀行のホームページなどで貸金庫について預けれるものや預けられないものの記載事項について目を通しているでしょう。

預けられるものと預けられないもののいずれにも書かれていないのが「現金」です。

貸金庫についてはタンス預金をするなら貸金庫に預けたいという人もいるでしょうから、現金を預けられるか気にしている人もいるでしょう。

結論をいえば現金を預け入れることは可能です。銀行からすれば預金口座に預け入れればいいので、わざわざ貸金庫に預けられるものとして現金は記載しないでしょう。

各銀行の貸金庫の情報の掲載についても預けられるものに記載がありませんが、何よりも預けられないものに現金は記載されていません。

なお、現金を隠したい意図があって貸金庫の利用を考える人もいるかもしれませんが、相続などで本人が死亡すればわかるか分からないかといえばわかります。

貸金庫とはいえ銀行に預ける以上、そんなに簡単にお金を隠せるものではありません。税務署などでも当然貸金庫の可能性は考えるでしょう。

銀行の貸金庫の疑問Q&A

銀行の貸金庫の疑問Q&A

銀行の貸金庫の料金は利用者の死亡または解約する場合に返戻金はないの?

多くの銀行で年払いなどで貸金庫の料金を支払っているときは、解約日する月の翌月などから満了する月までの料金を月割などで返してくれるようです。

各銀行で規定があるでしょうから、解約などをする際には貸金庫の契約をしている取引銀行で確認しましょう。

なお、一旦解約すると次に貸金庫の利用をしたいときにできない可能性もありますので、不要かどうか検討してから手続きを進めてください。

貸金庫に資産を隠せばバレない?

例えば自分以外の名義で購入した金の延べ棒や自分のものでない現金を保管していた場合ですが、相続などが発生すればお金の出所は確認されます。

普通の人がこうすればバレないかなくらいのことは、税務署などのプロの人は想定済みだと考えておいた方がいいでしょう。そんなに甘くありません。

預けてあるものが破損したりして損害があったら銀行は保証する?

貸金庫はたいてい利用に際して注意書き等があり、たいてい下記のことは書かれています。

  • 災害、事変(非常事態や騒乱など)、その他の不可抗力の事由またはその銀行の責めに帰さない事由
  • 設備の故障など貸金庫の開閉に応じられないことによる損害、格納品の紛失・滅失・き損・変質等の損害等

これらのことが原因による損害について責任を負わないとなっていることが一般的です。

その意味では貸金庫も万能ではありません。

自宅のセキュリティが万全なら、耐火性の高い金庫などで対応するのも方法でしょうが、何があるか分かりませんから一概にどちらがいいともいえません。

貸金庫の場合、自宅に比べると盗難などの心配は少ないでしょうが、災害などについては自宅と銀行の物件の所在地などにもよるでしょう。

貸金庫が借りられないことはある?

貸金庫の利用に診査があるのは解説したとおりですので、審査にとおらなければ借りることはできません。

また審査以前に貸金庫に空きがない、その銀行の支店に貸金庫が少ないあるいは貸金庫に対応する支店が少ないなどの場合には利用できないことはあるでしょう。

貸金庫のおすすめの使い方

貸金庫のおすすめの使い方

相続が発生したときの備え

相続対策や重要な書類、自筆証書遺言、エンディングノート、財産の一覧などは分かるようにしておきたいが、いまのところ子どもなどが見ることのできるところにおきたくないなどの場合には貸金庫は有効です。

死亡したときに、貸金庫を開ければすべて分かるようにする伝えておけば相続人も困りません。

重要な書類を保管する場所

不動産関連の書類やその他契約書など滅多に必要でないが、肝心なときにないと困るものがあります。こうしたものは無くなったら困るので、を貸金庫に入れておくと便利です。

お金や資産のプライバシーの確保

貸金庫があることを家族が知っていても、暗証番号などまで知らなければこっそり貸金庫を開けられることもありません。

プライバシーを守るというのも使い方です。

普段はあまり使わない高価なものの保管(貴金属や宝飾品など)

貴金属や宝飾品、大きさにもよりますがこれらに類する価値の高いもので日常はあまり使わないものがあります。こうしたものの保管にも使えます。

祖父母や両親などから受け継いだ大切なものの保管もあります。

大事な書類や物の紛失や盗難、事故、しまった場所を忘れないか心配

ここまで解説したことについて重要な書類や大切なものが被害に遭ったり、そもそもしまった場所を忘れてしまうということはよくあります。

●●は貸金庫ということだけ覚えておけばこうした心配はなくなります。

主に貸金庫のおすすめの使い方を5つ挙げてみました。お金のかかることですが、心配な人は一度検討してみるといいでしょう。

まとめ

【貸金庫】タンス預金も可?銀行の貸金庫の料金とおすすめの5つの使い方、についていかがでしたか?

貸金庫も自宅から銀行までの距離や大きさ、料金、貸金庫のタイプなど色々と違いがあります。

利用頻度や利便性、預けようと思うものの大きさや種類、これに予算をみて検討していくといいでしょう。

実務的には銀行で貸金庫を借りることができるか、空きがあるかが大きな問題です。基本は取引のある銀行で検討するかたちになるでしょうが、銀行選びの視点に貸金庫の有無なども考えてみるといいでしょう。

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ライター紹介 ライター一覧

平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし

平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士・2級DCプランナー・住宅ローンアドバイザー)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。

・個人のライフプラン、お金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

ファイナンシャルプランナー歴20年以上。相談業務の他TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて2003年よりマネーガイドを務め、15年以上に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は600本以上。

「お金の当たり前を、当たり前に。」するために、現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
    
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