銀行口座を複数持つのはおすすめ~同じ銀行で口座複数はあり?
銀行口座を複数持つ人は少なくありません。また同じ銀行に複数の口座を持てないか考えている人もいるでしょう。
■この記事で学べること
【1】銀行口座を複数持つのがおすすめな理由
【2】同じ銀行で口座を複数持つのはあり?
【3】銀行の複数口座を活用する方法4選
銀行口座を複数持つメリットやポイント、活用方法についてファイナンシャルプランナーが解説します。
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銀行口座を複数持つのがおすすめな理由
銀行口座を複数使い分けるのがおすすめな理由
【結論】
「銀行口座を複数使い分けることがおすすめな理由は、お金の管理がしやすくなるため」です。
つまりお金の収入や支出、生活資金や貯めるお金、増やすお金を明確に把握しやすくなるのです。
貯めるお金と日常生活のお金、使用目的が決まっているお金が同じ口座にあるとお金の管理がしにくくなります。
複数の銀行口座でお金が目的ごとに分けていると確認もしやすいということです。
銀行口座を複数持っている理由
銀行口座を複数持つ人は少なくないでしょう。筆者自身も複数の銀行口座を開設しています。
以前に全く利用せずお金も入っていない休眠口座になりかかっていたものを整理したことがありますが、それでもまだ複数の銀行口座があります。
複数の口座を持っているといっても口座開設の理由は様々です。
- 学生のときに作った口座
- 引越しして近くに口座開設している銀行の支店がない
- 勤務先や取引先の関係で新たに銀行口座を持った
- ネット銀行が便利だから口座開設
- 預金金利が高かったから
など理由は色々あるでしょう。
昔はお付き合いで銀行口座開設することはよくありました。
一方で、今は犯罪組織のマネーロンダリング(資金洗浄)対策もあり本人確認なり以前よりも手間が多いのです。
同じ銀行で口座を複数持つのはあり?
同じ銀行で口座を複数持つのはあり?
銀行口座を複数持つというのは、次の2つの意味があります。
- 違う銀行で複数の口座を持つ
- 同じ銀行で複数口座を持つ
最近はどの銀行でも個人で開設できる口座は、原則1人につき1店舗・1口座になっていることが多いからです。
昔の銀行口座は好きなように開設できましたが今はそうではないのです。
先ほどのようにマネーロンダリングに使われたりする懸念もあります。また口座開設したものの利用されていない銀行口座は銀行に収益をもたらしません。
むしろ経費がかかるだけです。休眠口座になってしまうようでは意味がないのです。
同じ銀行で複数の口座を持てるかは、銀行によって制度やルールが異なるのです。具体的にみていきましょう。
主要な銀行の複数口座開設の状況
いくつかの銀行の注意事項を例にして、同じ銀行で複数口座開設する際の注意点をみてみましょう。
下記のリンクをご覧ください。
みずほ銀行 お申込にあたってのお願い・ご注意事項
三井住友銀行 口座を開設されるお客さまへのお願い(個人)
三菱UFJ銀行 2口座目の口座開設はできますか。
住信SBIネット銀行 1つの銀行で複数の口座が作れる!便利な「目的別口座」を使ってみませんか?
このように同じ銀行で複数の口座を持とうとすると、銀行によって色々ルールが異なります。
一般的に同じ銀行での複数口座はあまり良い顔はされないようです。
同じ銀行での口座開設に拘らないのであれば、違う銀行で口座開設するのも方法です。
なお、すでに同じ銀行に複数の口座を持っている、あるいは持つ予定の場合、金融機関が破綻したときの保護には注意してください。
元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されますが、口座ごとではなくその金融機関での預金者名義のものを合算します。
最近は金融機関の破綻はでていませんが、一時期は多くの銀行が破綻したときもあります。
年代の若い人はこうした経験が少ないでしょうからご注意を。
銀行の複数口座を活用する方法4選
せっかく銀行口座を複数持っているのにそのメリットを活かせていないのであればもったいないことです。
はじめにお話したように複数の口座があることでお金の動きを分かりやすくすることができます。
複数の銀行口座を目的ごとに使い分ける
銀行口座を使う目的ごとに口座を使い分けることがポイントです。主な理由を挙げてみましょう。
- 給与振り込みや生活資金の決済口座
- 貯蓄用
- 投資用
- 教育資金や住宅資金などを貯めるための口座 など
区分けの仕方はともかくこれらが多いでしょう。色々理由をつければ他にもあります。
- 個人事業主の事業用とプライベート用
- 子どもの教育資金積立用
- クレジットカードの引き落し別
- 勤務先や取引先の銀行口座指定
- 各種ローンや奨学金の返済用
- 金利が高い、振込手数料が無料など
- ペットにかかるお金をわけるため
- 複数の銀行口座はあるが解約していないだけ
このように銀行口座の利用目的は色々ありますが、最低でも日々の生活資金の決済用口座と貯蓄用との2つには分けた方がお金は貯まりやすくなります。
理由はシンプルですが、生活で必ず使うお金と貯めるお金が見える化するからです。
貯蓄用の口座は貯める(あるいは増やす)ことに専念して、日々の家計を決済用口座のお金の中でやりくりするとお金は貯まります。
銀行口座を複数持つメリットとデメリットを知る
銀行口座を複数持つといってもメリットデメリットもあります。上手に活用するにはこれを理解しておかなければなりません。
メリット
- 目的・用途ごとに口座の使い分けが可能(お金の流れを把握しやすい)
- 金融破綻時のペイオフ対策になる
- 金利や振込手数料など有利なものを選べる
デメリット
- 銀行口座が多すぎると管理が手間
どちらかというとメリットの方が多いと考えます。管理が手間になるデメリットはありますが、そんなに多くの銀行口座でなければ負担にはならないでしょう。
銀行口座を複数持つときの選び方と活用
生活資金の決済用口座
振込手数料が安い(無料の回数が多い)
貯蓄用・投資用
金利が高い
このように銀行口座の用途や目的によって選び方を変えるとその内容に応じたお得な使い分けが可能です。
変更などがないかチェック
利用している銀行口座を頻繁に開設したり、やめたりは面倒なだけです。一方で有利だと思っていた内容が変更されることもありえます。
たまに優位性などが変わっていないかチェックしてみてください。
マネーフォワードなどを使って連携
例えばマネーフォワード MEなどで金融機関を連携させることができます。
2022年12月7日から無料会員の連携上限数が4件に減ってしまいましたが、管理のしやすさを考えるならこうしたサービスの利用もありです。
まとめ
銀行口座を複数持っている人がほとんどではないかと思います。一方で上手く使い分けできているかどうかは別の話です。
特に日々使うお金と貯める・増やすお金を具体的に見える化しておくことは重要です。
お金を貯めやすくするための仕組みづくりの一つですから、複数の銀行口座を持っている人はこうした使い方がおすすめです。
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