個人賠償責任保険のみ単体販売で加入する方法はある?
個人賠償責任保険(特約)は、もともと単体販売・加入することができましたが、かなり前にほとんどの損保で単体加入する形式をやめています。
■この記事で学べること
【1】個人賠償責任保険のみ単体販売・単体加入する方法は?
【2】自転車保険で個人賠償責任保険のみ加入
個人賠償責任保険のみ単体販売で加入する方法についてファイナンシャルプランナーが解説します。
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この記事のもくじ
個人賠償責任保険のみ単体販売・単体加入する方法は?
※個人賠償責任保険(特約)は、個人賠償責任補償(特約)や日常生活賠償特約などいくつか呼び名があります。
【結論】
現在は多くの損保で個人賠償責任保険を単体販売しているケースは一般的にはほとんどありません。但し、自転車保険に個人賠償責任保険のみをつけたプランを提供するケースがあります(後術)。
続けて個人賠償責任保険の具体的な加入方法についてみていきましょう。
他の保険の特約として個人賠償責任保険を付帯
現在は、傷害保険や自転車保険(傷害保険の一種)、自動車保険、火災保険に特約で個人賠償責任保険を付帯するのが一般的です。
個人賠償責任保険の単体のみの加入に限りなく近く、また保険料を安くしたいなら、自転車保険などに加入して死亡・後遺障害のみ100万円などできるだけ低く金額を設定します。
そこに「個人賠償責任保険」を付帯するのがおすすめです。
プランがあるというより、保険代理店などで個別に設計して作ってもらうかたちになります。
賃貸物件で火災保険に加入している場合、個人賠償責任保険は通常付帯していますので、他に加入すると重複します。
自動車保険であれば、個人賠償責任保険を付帯すると、たいてい保険金額が「無制限」となります。
クレジットカード付帯の保険やクレカで有料の保険を契約
クレジットカード付帯の保険やクレカ会社が有料ですすめてくる保険の中に、死亡・後遺障害だけ低く設定してそこに個人賠償責任保険を付帯するケースもあります。
自転車保険で個人賠償責任保険のみ加入
自転車保険で個人賠償責任保険のみ加入する方法ですが、加入先によって個人賠償責任保険だけ加入するプランを作っているケースがあります。
■一般社団法人全日本交通安全協会 サイクル安心保険
この自転車保険のプランAは、示談交渉サービス付きの賠償責任のみ1億円を付帯するものです(年間保険料1,670円)。
これが自転車保険で個人賠償責任保険のみを単体加入する方法です。
Dプランは、死亡・後遺障害のみ50万円付帯となりますが、賠償責任は3億円となります(年間保険料2,030円)。
※年間保険料はWEB申し込みの場合
■ネットでeジョー「eサイクル保険」 価格.com保険専用プラン
この自転車保険は、個人賠償責任保険が無制限(国外は1億円)、死亡・後遺障害のみ100万円付帯します(年間保険料2,940円 月払260円)。
まとめ
個人賠償責任保険は、単体での販売や単体のみ加入はほとんどありませんので、特約での加入が一般的です。
補償も重複するので複数加入する必要はありません。
どうしても単体のみの個人賠償責任保険であれば、傷害保険等に最低限の死亡・後遺障害を付帯して加入することを検討してみてください。
自転車保険の場合には、本文で解説したように賠償責任のみを補償したプランがあります。
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