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【故障運搬時車両損害特約】自動車保険の故障特約とは?

【故障運搬時車両損害特約】自動車保険の故障特約とは?
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自動車保険(車両保険)に故障時の補償をカバーする「故障運搬時車両損害特約」「故障補償特約」を発売する損保がでてきています。

■この記事で学べること

【1】自動車保険の故障運搬時車両損害特約とは?

【2】自動車保険(車両保険)の故障特約を販売している損保

【3】故障運搬時車両損害特約の保険料

【4】故障運搬時車両損害特約の実例

【5】故障特約の必要性

自動車保険の故障運搬時車両損害特約・故障補償特約についてファイナンシャルプランナーが解説します。

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自動車保険の故障運搬時車両損害特約・故障補償特約とは?

自動車保険の故障運搬時車両損害特約・故障補償特約とは?

自動車保険(車両保険)の「故障運搬時車両損害特約」「故障補償特約」とは、故障によってレッカー搬送された際に保険金が支払われる補償です。

※損保によって特約の名称が異なります。

本来、自動車保険は事故などによって発生した損害に対して保険金が支払われます。

火災保険でも単なる劣化や消耗などについては保険金は支払われません。

予測不可能な事故や災害と違って、物が古くなって劣化したり、故障したりするのは当然のことだからです。

それを契約で定められている金額を上限に故障損害までカバーします。

自動車保険の特約としては損保業界全体としてまだ一般的なものではなく、取り扱いはわずかな損保に限定されます。

なお、契約車両の損害を対象にするため、自動車保険に「車両保険」の付帯が必要です(損保によっては車両保険の種類も指定)。

自動車保険(車両保険)の故障特約を販売している損保

自動車保険(車両保険)の故障特約を販売している損保

自動車保険の故障特約を販売しているのは、この記事執筆時点で2社です。

具体的には損保ジャパンと東京海上日動です。それぞれ特徴をみておきましょう。

2社における故障特約の支払い条件の共通項は次の通りです。

  • 故障損害によること
  • レッカー搬送されること

損保ジャパン(故障運搬時車両損害特約)

損保ジャパン社では「故障運搬時車両損害特約」といいます。

車両保険金額か100万円のいずれか低い金額が限度です。

付帯条件は種類を問わず車両保険の契約が必須で初度登録翌月から60ヶ月超となっています。

出所:損保ジャパンHPおよび自動車保険パンフレット

東京解除日動(故障補償特約)

東京海上日動では「故障補償特約」といいます。

損保ジャパンと異なりこの特約は自動付帯です。

車両保険金額か10万円のいずれか低い金額は支払限度となります。

付帯条件は「一般条件」の車両保険の契約が必須です。

初度登録年月から84ヶ月超が対象となります。

出所:東京海上日動HPおよび自動車保険パンフレット

故障運搬時車両損害特約の保険料と実例

故障運搬時車両損害特約の保険料と実例

故障運搬時車両損害特約の保険料の例

故障運搬時車両損害特約や故障補償特約は契約内容で差が出ない一律の保険料ではありません。

つまり個々に契約している内容によって保険料が異なるため一概に保険料いくらというものではありません。

損保ジャパンのHPに一例がでているのでそれを記載します。

【契約条件】

  • 保険種類:THE クルマの保険
  • 用途車種:自家用普通乗用車(料率クラス 車両:7 対人:7 対物:5 傷害:5)
  • 等級:20等級 事故有係数適用期間:0年
  • 年齢条件:35歳以上補償
  • 記名被保険者年齢:35歳
  • 使用目的:日常・レジャー使用
  • 記名被保険者の運転免許証の色:ゴールド
  • 自動車の初度登録年月:初度登録年月の翌月から起算して経過60か月
  • 新車割引:なし
  • 対人賠償・対物賠償:無制限(自己負担額:なし)
  • 車両保険:一般条件(自己負担額:0-10万 車両保険金額:150万円)
  • 人身傷害(入通院定額給付金10万円):無制限
  • 払込方法:口座振替(12回払)

特約保険料 月々490円

出所:損保ジャパンHPより筆者作成

一概に言い切れませんが、イメージとしては年間数千円、月々数百円という金額設定のようです。

故障運搬時車両損害特約の実例

自動車保険の故障特約が気になる人は、古い車や外車(輸入車)、車の故障が気になってきた人が多いでしょう。

保険ですから、どんな場合でも保険金が支払われるわけではありません。

故障運搬時車両損害特約の実例の前に、知っておきたいポイントがあります。

繰り返しになりますが、支払条件として次の2点があることです。

  • 故障損害によること
  • レッカー搬送されること

ここから言えることは、ちょっとした故障くらいではこの特約の対象にならないということです。

例えば、エアコンが壊れたとかパワーウインドウの調子が悪いくらいなら自走できるでしょうからレッカー搬送は必要ありません。

損保ジャパンのHPによると故障運搬時車両損害特約の実例について次のようなケースが掲載されています。

  • 道で突然エンジンから煙が、、、
  • エンジンの警告灯がついて異音がする
  • 夜間走行中にヘッドライトがつかなくなった

出所:損保ジャパンHPより

いずれも自走できずレッカー搬送が必要です。

またレッカー搬送する際、事前に契約先損保に連絡が求められることがあるので注意してください。

故障特約の必要性

故障特約の必要性

自動車保険における故障特約の必要性について最後にみておきましょう。

故障リスクの高い車であれば必要性が高くなるというのが必要性について回答です。

実際に損保ジャパン、東京海上日動ともに初度登録の翌月から60ヶ月(5年)、84ヶ月(7年)という特約の付帯条件をつけています。

購入したばかりの新車で自走できないほどの故障はそんなにないでしょう。

  • そもそも古い車
  • 外車(輸入車)で年数経過している場合
  • 車の調子が悪くなってきた人

これらに該当するようなら、自動車保険の故障特約の必要性は比較的高いと考えてください。

まとめ

自動車保険に事故ではなく、故障損害を補償する特約の販売がはじまったのは画期的なことです。

この特約を引き受けるにはそれなりにリスクもあるので、損保業界全体に波及するかはわかりません。

しかし購入した車を長く使う人が増えてきているので、一定のニーズはあるでしょう。

故障損害とレッカー搬送という条件がポイントですが、今後他の損保からの販売も期待されます。

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ライター紹介 ライター一覧

平野 敦之

平野 敦之

ひらの あつし

平野FP事務所代表。(CFP ®・1級FP技能士・宅地建物取引士・2級DCプランナー・住宅ローンアドバイザー)。東京都出身。大学卒業後に証券会社、損害保険会社等で実務を経験した後1998年に独立。

・個人のライフプラン、お金の悩みやお困りごとのサポート。
・法人の経営者のお金の悩み、営業を支援。

ファイナンシャルプランナー歴20年以上。相談業務の他TVやラジオ、新聞、雑誌など直近の10年間で200回以上の取材を受ける。同業であるファイナンシャルプランナーに対しても情報提供の執筆や講演を行う。

講演・セミナー活動も大学での非常勤講師や国民生活センターや行政機関、大手企業や団体など幅広い実績を持つ。総合情報サイトAll Aboutにて2003年よりマネーガイドを務め、15年以上に渡り定期的にマネー情報の発信を実施。その他の媒体も含めてWEB上での執筆記事は600本以上。

「お金の当たり前を、当たり前に。」するために、現場の相談を中心業務と考え活動を続ける。

【著書】いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)http://amzn.to/2csBEsM
    
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