インデックスファンドとアクティブファンドの違い~見分け方と選び方
新NISAが始まりましたが、その中心になっているのが「インデックスファンド」と「アクティブファンド」です。
その違いや見分け方・選び方が分からない人も多いでしょう。
■この記事で学べること
【1】インデックスファンドとアクティブファンドとは?
【2】インデックスファンドとアクティブファンドの違い
【3】見分け方・選び方
投資信託の中心となるインデックスファンドとアクティブファンドについて解説します。
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この記事のもくじ
インデックスファンドとアクティブファンドとは?
投資信託(ファンド)は、その運用方針の違いで「インデックスファンド」と「アクティブファンド」に分けることができます。
はじめにインデックスファンドとアクティブファンドがそれぞれどのような特徴があるか確認します。
インデックスファンドとは?
インデックスファンドは、特定の指数(例えば日経平均や米国のS&P500など)に連動するよう運用するタイプの投資信託です。
インデックスファンド、インデックス型の投資信託、インデックス投資などといいます。
指数に連動するように機械的に運用するため、比較的低コストで効率的な運用が特徴です。
指数に連動させるため組入される銘柄は、基本的には連動させる指数の構成銘柄と同じ構成になります。
アクティブファンドとは?
アクティブファンドは、特定の指数を上回る運用成績を目指すように運用する投資信託です。
アクティブファンド、アクティブ型の投資信託、アクティブ投資などという言葉を使います。
ファンドマネージャーという運用のプロが投資を行います。
具体的には、企業にヒヤリングをすることで、その企業の調査・分析を行い、投資信託の組入銘柄を決めていきます。
このように運用のプロが手間を掛けて、多くの企業から組入する企業を選んで投資をします。
専門家が手を掛けるため、インデックスファンドに比べると手数料等のコストは高くなるのが一般的です。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
インデックスファンドとアクティブファンドの主な違いは下記の表のようになります。
インデックスファンド | アクティブファンド | |
運用目標 | 対象とする指数に連動 | 対象とする指数を上回る |
投資対象 | 指数の組入銘柄と同一 | 企業の調査・分析を行い組入銘柄を選ぶ |
コスト | 比較的安め | 比較的高め |
その他 | 指数に連動するため、対象とする指数のように幅広く投資できる | ファンドマネージャーの実力が運用成果に大きく関わる |
このようにそれぞれ特徴があるため、一概にどちらが良い、優れているというものではありません。
特に投資がはじめての人は、2つの特徴と違いをしっかり理解することが大切です。
インデックスファンドとアクティブファンドの見分け方・選び方
インデックスファンドとアクティブファンドの見分け方
投資しようと考えるファンドが、インデックスファンドなのかアクティブファンドなのかよくわからない人も多いでしょう。
しかし見分け方はそんなに難しいものではありません。
運用会社の公式WEBページで確認
投資信託を運用する会社は、自社の投資信託を紹介しています。
ここを見るとインデックス型かアクティブ型か確認することができます。
目論見書を確認
投資する際には目論見書が必須になります。この目論見書にはその投資信託の内容が手数料なども含めてすべて記載されています。
運用方針なども書かれているので、一度目を通すクセをつけておくといいでしょう。
例えばその投資信託の商品名に、「S&P500~」のような名称でインデックス型と連想できるタイプもあります。
しかし確実なのは上記の2つの方法なので、その投資信託の出元に確認してください。、
インデックスファンドとアクティブファンドの選び方
繰り返しますが、インデックス型とアクティブ型のどちらか良いというものではありません。
インデックス型は手数料等のコストが低めなので、はじめて投資をする人にとっては無難な選択です。
アクティブ型でもそれなりに成果を出しているものもありますが、その場合は自分で小まめによく内容を吟味することが必要です。
インデックスファンドは低コストで市場並みの運用成果、アクティブファンドはより大きな運用成果を期待できます。
自分のスタンスをよく考えてみることからはじめてみましょう。
投資信託も様々たタイプがあります。例えばS&P500を投資対象にするなら、今後もアメリカが世界の覇権を取り続けるを考えるという意味でもあります。
まとめ
はじめてだと結局、インデックスファンドとアクティブファンドをどう選ぶのかよく分からないというのが本音ではないでしょうか。
その意味ではインデックスファンドは無難な選択です。
高いリスクを嫌うようなら株式以外の資産にも投資するものも候補に入れてみてください。
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